サイクロンの被害を受けた国民23万人以上に食糧支援したことをWFPが述べた。国際的な支援が必要とされている。
2023年05月31日付 その他 - ウエスタンニュース 紙


 5月14日に上陸したサイクロンによって被害を受けた国民合計23万人以上に、緊急食糧支援を届けることができたことを国際連合世界食糧計画(WFP)が語った。
 サイクロン被害を受けた国民に対し、サイクロンが直撃した72時間以内に、WFPとしてサイクロン被害をひどく受けたラカイン州の州都シットウェで食糧配布を開始することができたと述べた。
 戦争避難民の家族はサイクロン被害から逃れてきたが、彼らは着の身着のままになってしまったことをWFPミャンマー事務局代表スティーブン・アンダーソン氏が述べた。
 「前から起きているややこしい緊急事態の上にサイクロンによる緊急事態が重なってしまった状況である。戦争避難民家族はというとサイクロン被害から逃れたものの現在彼らの持ち物はなにからなにまでなくなってしまった。心配事が重なって一層簡単に傷つく状況である」と述べた。
 5月14日のサイクロンのため住居を破壊され、生計を立てる機会が失われてしまったのと同様に、電気、通信回線や輸送を用いた支援手段も破壊された。
 サイクロンに遭った国民のための食糧が減少してきている状況にあって、この状況下では国際社会の支援が非常に必要であると、続けてスティーブン・アンダーソン氏が述べた。
 「私たちWFPと友好組織は、どの場所・地域であっても支援が必要な人のために私たちのもとにある食糧物資を配給し行き渡るように早急に実行している。このため私たちの物資が不足してきている状況にある。この状況で国際社会の支援を非常に必要としている」と述べた。
 WFP と友好組織はラカイン州とマグェ管区内にいる、サイクロンの被害を受けた23万人以上のところに緊急食糧支援を施したことを知ることができた。
 上記の人口の中には、サイクロン以前に武装闘争のため家を失った家族のほか、ラカイン州中部にある難民キャンプとラカイン州北部にある村落のムスリムの家族も含まれている。
 その他チャウトー、チャウピュー、シットゥエ、ポンナーチュン、パウトー、ミェ−ボン、ミャウウーと、ヤテーダウン市やブーディーダウン、マウンドー市へWFPの食糧支援が到着しているということもわかった。
 海水に浸かったせいで水田や養漁場が破壊され、苗や動物も被害を受けたのと同様に、サイクロンのせいでラカイン州の中の人口110万人以上が被害を受け、町や村にある住居や建物が全壊した。

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( 翻訳者:A.K, K.T, K.Y )
( 記事ID:6666 )