ベトナムで初の電気自動車タクシー会社が誕生、初乗り料金は2万ドン
2023年04月14日付 VietnamPlus 紙
【写真】初期段階として、SMグリーンタクシーはハノイにおいてVF e34車500台、VF 8車100台の運行を開始する。
【写真】初期段階として、SMグリーンタクシーはハノイにおいてVF e34車500台、VF 8車100台の運行を開始する。

ベトナムで初の電気自動車タクシー会社が誕生、初乗り料金は2万ドン


新たに誕生したSMグリーンタクシーは、異なるサービスの質とともに新たな移動手段という選択肢をもたらし、大気汚染や騒音の削減に貢献し、また省エネにもなる。



グリーン・スマート・モビリティ・ジョイント・ストック・カンパニーは4月14日午前、ハノイにおいて、ベトナム初の純電気自動車タクシーサービス(SMグリーンタクシー)を正式に開始する。

計画によれば、SMグリーンタクシーはまずハノイで開始され、4月中にはホーチミン市でもサービスが開始される。その後は年内に全国で5つの省市に拡大される。

初期段階として、SMグリーンタクシーはハノイで(標準的な)VF e34車を500台、(高級な)VF 8車を100台導入する。今後も会社はグリーンカー(標準車)の枠にヴィンファスト製のVF 5 Plusを補充追加すると同時に、顧客の実際のニーズに基づき両方のサービスセグメント(標準車、高級車)における車両の数量も増やしていく。

グリーンカーサービスの最初の1kmの料金は20000ドンである。次の24kmはVF 5 Plusで1kmあたり14000ドン、VF e34では1kmあたり15000ドンである。26km以降から料金はそれぞれVF 5 Plusで1kmあたり12000ドン、VF e34で12500ドンである。ラグジュアリーカーサービスの料金は全行程で一律1kmあたり21000ドンである。

ハノイで開催されたSMグリーンタクシーのオープニングセレモニーで発表したグエン・マイン・クエン・ハノイ市人民委員会副委員長によると、電気自動車はコミュニティーに多くの利益をもたらし、大気汚染や騒音の削減に貢献し、同時に、省エネや利用者のコスト削減になる最先端の解決方法の1つである。

交通分野における排気ガスと環境汚染の削減のためのグリーンエネルギーへの転換に関する行動計画の実現について、クエン氏はハノイ市が多くの解決策を展開していることを示した。即ち、市内における電気自動車のバスやタクシーの発展、自家用車使用の制限、環境汚染の削減、現代的でグリーンで文明的な都市建設などである。

「ハノイにおける電気自動車タクシー・サービスの展開は、持続可能な交通の発展推進におけるハノイ市の決意や、グリーン・スマート・モビリティなどの各企業の呼応と協力を確認するだけではなく、温室効果ガス排出量削減におけるベトナムの公約の実現にも貢献するものである」とクエン氏は強調した。

これをもとにハノイ市人民委員会は、ゼロエミッション目標に貢献すべく、代替行程の立案、グリーンエネルギーを使用する新たなバス、タクシーへの投資などを関係部署に割り当てた。

グリーン・スマート・モビリティCEOのグエン・ヴァン・タイン氏は、「グリーン・スマート・モビリティ、特にSMグリーンタクシーは、気候変動に関する国家目標に呼応するために生まれた。それは、各種交通手段からの排気ガス削減への努力であり、ベトナム全域におけるグリーン・スマート・モビリティ・エコシステムの接続、形成を目指すものである」と述べた。

4月14日以降、利用客はこれまでの伝統的なタクシーのようにSMグリーンタクシーのコールセンター1900 2088に電話するか、もしくは、配車アプリサービスのようにApp Store や Google Play Storeから入手したSMグリーンタクシーアプリを使って、容易にSMグリーンタクシーを予約することができるようになる。また、全てのヴィンコムセンターや公共の場で、あるいは、直接道路上で車に手を振ることで直接乗ることができる。

5月には、利用客はマルチサービス消費者プラットフォームBe上のBeVinFastサービスを通しSMグリーンタクシーを呼ぶことができるようになる。


【写真】初期段階として、SMグリーンタクシーはハノイにおいてVF e34車500台、VF 8車100台の運行を開始する。

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( 翻訳者:西島晴之 )
( 記事ID:6684 )