申し分のない4月30日の連休のための首都近郊の美しい訪問先
2023年04月25日付 VietnamPlus 紙
【写真①】ニンビンを訪れる外国人観光客やベトナム人観光客にとって外せない”チェンクイン”ポイント
【写真①】ニンビンを訪れる外国人観光客やベトナム人観光客にとって外せない”チェンクイン”ポイント

申し分のない4月30日の連休のための首都近郊の美しい訪問先


ハノイに近く、自家用車での移動に便利で、計画が立てやすいという利点があるため、以下の訪問先は、今度の4月30日の連休に遠出をためらっている家族連れに適しているのではなかろうか。



4月30日・5月1日の連休中に、遠出や、混雑した公共交通機関に乗り込むこと、休暇の繁忙期に”ぼったくられる”こと、そして国際線と同等の航空券価格で”人気”の国内線に乗ることなどは、気が進まないのではなかろうか?

心配事が多いのであれば、お薦めの訪問先に従い、主体的かつ経済的な自家用車を利用した首都中心部近くへの移動を計画することもできるだろう。

チャンアン、タムコック-ビックドン

タムコック-ビックドンやムア洞窟などの有名な観光地を含む、チャンアン景勝地の美しい景色を完全に探索するには2-3日が必要だ。

ムア洞窟は、チャンアンやバイディン寺、タムコック-ビックドンと並び、地理的に便利で、ハノイからそれほど遠くない古都ホアルーに位置しているため、ニンビンを訪れる際に、多くの人が必ず訪問するトップの景勝地である。

特に今度の連休は、タムコックの緑の稲穂が1年で最も美しい季節でもある。ムア山ともよばれるンゴアロン山の頂上からは、古都の美しさを一望できる。

ただし、この美しい景色を眺める前に、万里の長城の建築を模倣した486段のコケ生した石段を乗り越える必要があり、そうしてはじめて夕焼けの影で最も美しい姿の龍の屋根飾りや観音菩薩像があるムア山の頂上に到達できるのだ。

山のふもとには、ほぼ1年中蓮が咲く湖とその湖の中央に木の道があり、これらは若者たちに人気の”チェンクイン”スポットとなっている。ここに来たら、ムア洞窟地域で自然に放牧されているヤギや蓮の料理は逃せない。

ドゥオンラム古村

静かで飾り気のない、のどかな美しい風景でリラックスしたいのなら、ドゥオンラム古村が最適な選択だ。ハノイから約45㎞の距離で、1時間ちょっとの移動でこの観光地に到着することができる。ガジュマルの古樹の傍らの村の門は、首都の最も古い村のひとつを時間を遡って探索する旅へとあなたを歓迎するだろう。

ここは、ベトナム人の昔の村の空間を今も保ち、何百年も経た北部らしい5~7間と両側に張り出しがある家屋や、赤レンガやラテライトで建てられた簡素な家々、のどかでこじんまりとした村の小路などがある。その空間の中で、ラテライトの壁、互い違いのレンガ舗装の小路、先が出っ張った瓦をふいた屋根、高い敷居、屋内に掛けられた扁額や対聯など”白雲が通り過ぎてゆく西処”らしさに溢れた古い建築をそのまま残すホームステイ先が見え隠れしている。

ドゥオンラム古村に訪れる際には、モンフ亭、ミア寺、フンフン寺院、ザン・ヴァン・ミン祠堂、そして樹齢数千年の希少な桑の並木に立ち寄ることを覚えておこう。特に、焼き豚、チェーラム(ピーナッツ餅)、ケオラック(ピーナッツキャンディー)、ガーミア(ミア地方の鶏)、バインテー(ゾンの葉に包まれた蒸し餅)、トゥオンバン(発酵豆ソース)などの地元特産品を味わうことを忘れてはならない。

バヴィ

バヴィは、ハノイからわずか60㎞ほどの距離で、移動時間は1時間半程度であるが、常に大変すばらしい避暑地である。バヴィには、山や森林、清涼な青い湖、穏やかで心地よい気候など、自然の風景があるだけでなく、広大なバヴィ国立公園やアオヴア-コアンサイン生態観光区、54民族の文化村、ソイ村の谷など、映える美しい”チェンクイン”スポットも数多くある。

さらに、このエリアには、バヴィリゾートの松林、ティエンサ湖、フランス古教会、花の谷など、とても”くつろげる”眺めの場所もたくさんあり、若者がグループでピクニックやキャンプに行くのに適している。ここに来れば、観光客は夜にきらめく街の灯りや星空を眺めながらBBQパーティーを開催し、早起きしてテント越しに朝日を浴び、涼しい風を感じることができ、4月30日の休暇には素晴らしい経験となる。

また、広大なドンモ観光区(バヴィの一部)もハノイからわずか約40㎞の距離で、若者がグループでソンティンキャンプ場、フオン島、ドンモゴルフ場などでキャンプをするのに適した場所である。特に4月30日の連休にはここで、キャンプ、障害物競走、ボートレース、釣り、キャンプファイヤー、草ソリなどの楽しく魅力的なアクティビティがたくさん用意されている。

ハロン湾

ユネスコによって認定された世界の自然奇観のひとつである、クアンニン省のハロン湾を探索するには4日間あれば十分だ。ハノイから165㎞離れたハロン湾は、連休に手頃なものから高級なものまで幅広いサービスが揃っており、エンターテインメントエリアと共に、美しい海がある。

ハロン湾では、ディンフオン島、ラヴォン島、カインブオム島、チョンマイ島、ルフオン島などのあらゆる姿形をした岩の島々が心に残るだろう。その中に、ティエンクン洞窟、スンソット洞窟、ルオン洞窟、ダウゴ洞窟などのきらびやかで魅惑的な洞窟群が現れる。ハロン湾の各洞窟にはそれぞれ個別の神秘的な美しさがあるため、時間があればここの洞窟全体を探索するとよいだろう。

ハロン湾の島々を楽しむためには、豪華なクルーズ船、木造船、またスポーツアクティビティを好む場合は、カヤックを選択することもできる。ただし、どの交通手段で行っても、この奇観に来たら忘れられない時間を過ごすことができるだろう。

タムダオ

首都近郊で暑さを避けられる楽しい場所をお探しなら、ヴィンフック省のタムダオが”素晴らしい”提案となる。この時期のタムダオでは、早朝には穏やかな春のそよ風が吹き、昼には夏の灼熱の日差しに覆われ、午後には秋の到来を告げるかすかな北西風が吹き、夜のとばりが降りると冬の日の肌寒さをともなうという、独特の気候を体験ができ、詩的で美しい自然風景やおいしい郷土料理にも出会うことができる。

タムダオは、観光客の多様な宿泊ニーズに応えられるよう、無数のホームステイ、ホテル、美しくきらびやかな別荘を所有していることも特筆に値する。そのため、タムダオの全体の景色を思うがままに”くつろぎ”、連休を満喫するために、ガラス張りの山の上にたつおしゃれなホームステイ先を選ぶこともできるのだ。


【写真①】ニンビンを訪れる外国人観光客やベトナム人観光客にとって外せない”チェンクイン”ポイント。
【写真②】ムア山の頂上は、古都を訪れる外国人観光客の人気の訪問先だ。
【写真③】ドゥオンラム古村を体験する観光客。
【写真④】バヴィの自然に馴染み深いリゾート地。
【写真⑤】上空から見たハロン湾の一角。

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( 翻訳者:多賀菜々美 )
( 記事ID:6711 )