ベトナムと日本の航空宇宙分野の裾野産業の連携
2023年05月17日付 VietnamPlus 紙

ベトナムと日本の航空宇宙分野の裾野産業の連携


ベトナムのN&Gグループと日本の株式会社オオナガは、「航空宇宙部門の部品・製品の生産分野における相互の発展に向けた協力」に関するシンポジウムを共催した。



東京の国営ベトナム通信社の記者によると、5月16日、ベトナムのN&Gグループと日本の株式会社オオナガは、「航空宇宙部門の部品・製品の生産分野における相互の発展に向けた協力」に関するシンポジウムを神戸商工会議所(KCCI)で共催した。

シンポジウムには、ゴー・チン・ハー在大阪ベトナム総領事、グエン・ホアン・ハノイ裾野産業企業協会会長・ベトナムN&Gグループ会長、ヤストシ神戸商工会議所国際関係部長、そして、ボーイング・グループ、株式会社オオナガなどの世界と日本の企業の多数の代表が参加した。

シンポジウムにおける発表で、グエン・ホアン・ハノイ裾野産業企業協会会長は、広範な戦略的友好関係の基盤、ベトナムの豊富で若くよく訓練された労働力、ベトナムの二国間、多国間の経済協定、そして、航空宇宙分野における日本企業の経験など、経済協力における両国のメリットを強調した。

シンポジウムは、ベトナムと日本の協力枠組みにおけるベトナムの工業化発展プログラムの具体化だと見られている。特にハイテク産業の裾野産業分野であり、ベトナム・ハノイの裾野産業分野の各企業と日本の神戸地域のハイテク産業の裾野産業分野の各企業との連携を目的としている。

ボーイング社のサプライチェーン・アジア事業開発担当シニアマネージャーであるジョン・リルジャ(Jon Liljia)氏は、「ベトナムにおけるボーイング社の供給ネットワークの拡大」についての説明において、ベトナムの各メーカーと直接、仕事ができるよう期待していると表明した。

日本の株式会社オオナガを代表して石田孝行氏は、国内や地域内における人々の往来の需要が日々増加する中でのベトナムの航空部品市場の潜在能力について強調した。

株式会社オオナガ代表取締役の大長勝氏は、ベトナムの裾野産業分野の各企業とともに、航空機部品のようなハイテク産業の部品の開発、生産を続けていくことを確認した。

日本の各企業の障害を解消するため、ハノイ裾野産業企業協会のメンバーらは非営利の活動支援組織を設立した。

この組織は、日本の各企業とともに、各種手続き、投資認可、建設、輸入許可、採用の支援、日本の基準に従った労働者の訓練に対処していく。

グエン・ホアン氏によると、ベトナムの裾野産業コミュニティはこれまでに積極的な変化の時期を経験し、ベトナムの裾野産業企業は、日本やグローバルな生産チェーンに参加できる製品を生産することができ、また、航空宇宙産業の部品の生産や、海洋経済に資するスマートで再生可能なエネルギー製品の製造を行えるようになったという。

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( 翻訳者:熊谷青駒 )
( 記事ID:6751 )