河川が氾濫し、通信網が断絶しているバゴーは支援を必要としている

河川が氾濫し、通信網が断絶しているバゴーは支援を必要としている
2023年10月09日付　その他-ミャンマーナウ紙紙

バゴー市において、河川が氾濫して浸水しているいくつかの場所の本日（10月9日）午前の様子
（写真ー提供）
雨が降り続いていることと、バゴー川の水位が上昇したため、バゴー市における洪水は最悪の状態になっていて、救助のほか、食料、飲用水と医薬品が必要であると地元の人が述べた。
10月6日から雨が降り続いて、8日午前に洪水が始まった。（本日10月9日）午前には降水はなかったが河川の水位が引き続き上昇している最中である。
その結果、市内を行き来するのでさえ難しく、高台まで水が上がっていると地元民が述べた。バゴー市内にある駅と市場は浸水したため閉鎖している。
現在お金はあっても米を含むほとんどの食料品を買うことができないという困難にも直面していることを地元のある女性が語った。
「救援はあるものの、十分ではない。洪水のあった場所からまだ移動することのできていない世帯もまだ多くいる。食べるもの飲むものにも事欠く人も非常に多くいる」と彼女は述べた。
バゴー市には合計30地区以上あるが、低地に位置する地区であるイェージーグイン、チャウジーズ、フモーガン、ブーダーゴウン、ザインミャウ、マハーゼーディー、オーレーズ、パンフラインをはじめとする場所も浸水している。その他、河川の氾濫があまりないレイピャーカン地区の他、バゴー市中央にある時計台、シュエモードー寺院の道まで洪水が起こっている。
「低地の地区は人の身長の三倍くらい浸水していて、食料と飲料水が必要であり、バゴー市内の人たちと電話をすることもできない。」とバゴー大学近くに住む人が語った。
バゴー市にある一部の地区では地元民たちがオンラインソーシャルネットワークを通じて支援を求めている。
バゴーフモーカン13番通り、14番通り側にボートで呼びに来れますか、家の中で水が胸の辺りまできている。年配であるため引き続き居続けることは難しい。」と書いた人のところへ市民の救助グループが行き、救助することができたことがわかった。

水害避難所を開設しボートを使用して救助しなければならない状況で、ヤンゴンーマンダレー間の旧道にあるバゴー市入り口ゲートから車両の出入りを止めなくてはならない、とバゴー市入場ゲートで勤務するある職員が述べた。
「車を危険にさらさないために、通行止めにするという意図です。市内でもそもそも車を運転できないんだ。ボートだけを使って行き来しているんだ。何が何でも行かなくてはならないなら、救助消防車に乗せてあげています」と同氏が語った。

バゴー市の洪水においてクーデターを起こした軍が熱心に協力することはないこと、消防車と救急車の中で消防隊員と軍人の一部に出会ったことを同氏が続けて語った。

軍のプロパガンダを行うテレグラムのページには、バゴー市内で10,000人近い水害被災者が移動を余儀なくされていること、29の避難所が開設されていることが書かれている。

水害避難者は一層増加しており、避難所も不十分であることをバゴーの地元住民のある女性が述べた。

ヤンゴンの一部の社会支援救助団体も食料、医薬品、太陽光発電電気、ボートを自動車で運び、救助支援のためにバゴーに来ている。

バゴー市内では電力がないため、地元住民たちの携帯電話のバッテリーが尽き、電話回線とインターネット回線のほとんどが切断されている。市内の救助支援に携わる人々を含めた地元住民30人にMyanmar Nowがインタビューできるよう努めたものの、ほとんどがバッテリーと電話回線の困難のために連絡を取ることができなかった。

バゴー住民の一人が、雨が降り続けることを心配していると述べた。
「雨が降り続かないなら、水が引くでしょう。雨がやまなければ、状況はこれ以上悪くなるかもしれない、今でさえ電気と食料品がとても（入手）困難になっている」と彼（彼女）が話した。

バゴー市内の洪水のほかに、ヤンゴンーマンダレー間の旧道一帯にある家屋でも浸水しており、低地では屋根まで浸水している家もあるとインダゴー郡のある地元住民が述べた。

ヤンゴン・マンダレーの旧道沿いのヤンゴン管区フレグー郡、パウンジー郡にある低地の一部の地区で、一部の家屋が浸水したということが分かった。本日10月9日には水は徐々に引いてきたという。

気象水文局の本日の午後4時の発表によると、バゴー管区、ネーピードー、マンダレー管区では10月10日、所によって大雨になる可能性があり、降水確率も100%であると予想されている。

それに加えて、バゴー川の水位はバゴー市の危険水位から4フィート以上まで上昇しており、10月10日までには3インチほどさらに上がる可能性があるとも予想されている。

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（翻訳者:Y.A H.M H.M ）
（記事ID:6765 )