賃金未払い分を要求したミャンマー人労働者200人以上が解雇
2023年10月31日付 その他 - エーヤワディー 紙


タイ、ラヨーン県の建設現場のミャンマー人労働者237人は、労働者のリーダーが2か月分の賃金を支払わないため要求したところ、職場から解雇されたことがわかった。

ミャンマー人労働者237人の賃金は約600万バーツに上り、ユータイ建設側は支払ったが、会社の労働者のリーダーが、8月16日から給与を支払っていないことがわかった。

その労働者らの問題に協力しているユニオンブラザーズ社会福祉団体のコー・マイケルは、「労働者237人それぞれに対して2万バーツから3万バーツ近く、合計すると600万バーツ以上に上る。賃金が支払われないので、現在労働局と大使館が協力して問題解決に臨むと言っている」と話した。

労働者の賃金を支払わなかったカンボジア国籍の労働者のリーダーは、現在逃走中だということがわかった。

この件に関して、工場の経営者は、労働者に関してなんら責任を取らないばかりか、賃金を要求したミャンマー人労働者237人を10月6日付で解雇したということがわかった。

賃金を2か月間受け取っていない労働者が生活に困っているため、ユニオンブラザーズは現在資金援助を行っていると、同団体が述べた。

コー・マイケルは、「タイに建設作業に出稼ぎに来るということは、灼熱の中で汗や血と引き替えに労賃を得ることなのだ。楽に稼げるということではない。そのため、私たちとしては同胞である移住労働者の給与は一人当たり2万バーツから3万バーツ、それは少ない額ではない、これらをタイの労働省や大使館も含め我々で、取り返すために協力しているのだ」と述べた。

タイの労働省とミャンマー大使館に協力して問題を解決するよう要求しており、10月31日に、労働者問題に取り組む人々と労働者の4者が顔を合わせて話し合いを行う、と労働者らは話した。

その労働者らは工場経営者の名前で労働者カードを申請している者、ピンク色のカードで生活し働いている者達である。

ある労働者は、「賃金が支払われないので我々も働き続けることはない。工場側は私たちの職場に、覚書で呼び寄せる人を入れている。100人、200人を代わりにつぎ込むために動いている」と述べた。

先述の労働者の問題に関して詳細に知るために、在タイミャンマー大使館に問い合わせたが、返答はなかった。

タイではミャンマー人労働者の多くが、賃金の搾取、理由のない解雇に遭い、両国での協定によってやって来た覚書労働者も、両国の代理業者の法律違反、工場側の契約違反に対する、役割責任、説明責任の欠如が理由で、失業、解雇などの困難に直面しなければならないと、労働者問題に取り組む人々は明かした。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:Y.A )
( 記事ID:6770 )