ピンウールインのダザウンダイン灯明祭りが中止に
2023年11月22日付 その他 - イラワジ 紙
2018年に開催されたピンウールインのダザウンダイン灯明祭
2018年に開催されたピンウールインのダザウンダイン灯明祭

2023年11月22日 

マンダレー管区ピンウールイン市で開催されるマハーアントゥカンター祈願成就寺院の第17回ピンウールイン灯明祭りを中止することが祭事開催委員会と地元住民から分かった。

熱気球祭り(灯明祭り)を11月24日から28日まで開催するために準備をしており、祭りを開く約4日前の11月21日に発表があった。

祭事開催委員会のある匿名情報提供者から「灯明祭りが中止になるということは本当だ。私たちが知っている限りでは安全状況により中止になったということだけが分かっている。私たちには熱気球祭りがなくなってしまったとだけ通知された。他のことはなにも言わない。今は、祭り全体を中止するんだ」と認めて述べた。

そのように中止にすることについては、ピンウールイン市の近くに存在するナウンチョー郡内でパラウン(タアン)民族解放軍(PSLF/TNLA)、国民防衛部隊(マンダレー)MDY−PDFと軍評議会の軍の間で戦闘が起きており、安全面が懸念されるためであると、地元住民が述べた。

灯明祭りを中止するため、コンテストに参加して打ち上げるはずであった熱気球の団体としても事前準備ための費用に損失が出たことが分かった。

地元住民のひとりは「現在、熱気球の打ち上げ準備をしている人々も全部片づけておき、次に行うときに再度打ち上げろということだ。熱気球で使うのは多くは手作りの火薬だ。地元では手作りの火薬は自ら作ることが多い。熱気球をつくることができる人はすべて作ることができる。コンテストに参加する夜用の熱気球は一個につき最低700万チャットくらいから1000万チャット以上もの費用が掛かる。そのような費用が掛かるにもかかわらず、祭りを行わないといわれても、こちらではどうすることもできない」と語った。

ピンウールイン灯明祭りでは、夜の熱気球コンテストで11月24日から11月28日までに打ち上げられる予定の合計32個の熱気球のうち、花火を含む熱気球18個、芸術性重視の熱気球14個を含むこと、昼間の動物等の形の熱気球コンテストでは35個打ち上げることができるよう準備していたことが分かった。

ピンウールイン灯明まつりを2022年にも第16回として5日間開催した際に、賭博が行われたため批判があった一方で、訪れた人が少なく、期待したほど盛況でなかったことを地元住民が述べた。

新型コロナウイルス感染症の期間と2021年の軍事クーデターの後、(毎年)十二か月の各月に開催されてきたお祭りを中止してきたが、(ビルマ暦の)ダディンジュ、ダザウンダイン期間(翻訳者注:西暦10月中旬頃から12月中旬頃)に行う有名なお祭りを今年は再び開催できるよう、軍評議会の指示で関係する政府組織が準備した。

ピンウールイン灯明祭りの開催のために軍評議会が約2か月の事前準備を行っており、アウンタマーディ金販売店が主な資金提供を行い、ミョーチョミャイン、トゥーエーリン、モーモー、プースー、ミー、ネーイェ、プィンナディマウン、モウン、チューシッハン、キンフラインをはじめとする映画俳優と歌手が参加して観客を楽しませることを発表している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:HN.M )
( 記事ID:6788 )