交通路封鎖の結果、チャウピューで粥を食べている人々がいる
2023年11月27日付 その他 - ディベロップメントメディアグループ 紙
コメに事欠く人に対する青年慈善協会からの支援(写真:コー・カーカー)
コメに事欠く人に対する青年慈善協会からの支援(写真:コー・カーカー)

ラカイン州、チャウピュー市にて、コメの供給が途絶えたためにその日暮らしをする基層階級の人々は、食事にも事欠いており、粥を食べなければならない段階にまで至っているということを本紙に話した。

軍評議会はチャウピュー市に入る陸路のチャウッタロンゲートを11月13日に封鎖し、町に続く水路も11月19日から通過や往来、接岸することも停止するということを発表した。

チャウピュー市は島にある町であるため、食糧のためにほかの郡や村落に頼らなければならないので、チャウピュー市にあるコメを販売する店では11月21日からコメが空になってしてしまっている。そのため、その日暮らしの基層階級の人々の食事が不規則になるほどまでコメの供給が途絶えてしまっている。

クラバタウン地区に住む4人家族のとある女性は「一日に米10杯[訳注:ミャンマーではコメはコンデンスミルクの空き缶で計る。1杯とは缶1杯のことで、14オンス、約420ml]ほどを炊いて食べる。今はコメ2杯ほどを朝食と夕食分を含めお粥に炊いて食べなければならない。今日は、そのような食事をして3日目になる。食事が十分でない子供たちを見ると悲しい」と語った。

チャウピュー市には17の地区あり、2014年に行った国勢調査に基づくと人口30000人以上が生活している。人口の半数が基層階級に属しており、農業と水産業を生業として何とか生計を立てている。

現在、タンバンチャウン、パイッセイ、ピンピューモ、カニィントー、クラバタウン、ンガラポエ、タウンインなどの地区にいる基層階級の人々は、働くことができないだけでなく、市内でコメの供給がなくなっているので食べることにも困難をきたしている。

「食べ物を満足に食べなくなって4日ほどになる。お金を借りることができたとしても米を買うことができない。その日暮らしの私たちのような貧乏人には、寛大な心の持ち主が寄付してくれるのを願うことしかできない」とタウンイン地区に家族5人で暮らす1人の女性が話した。

現在、その困難を解決するため、コメが余っている一部の町の住民から寄付を受けて地域社会組織が協力し支援している。チャウピューを拠点とするピューシンドーカンレッ[訳注:清らかなる差し伸べる手、を意味する]青年慈善協会が一世帯にコメ5杯の割り当てで 11月24日から協力し支援していることが分かった。

ピューシンドーカンレッ青年慈善協会に所属するコー・カーカーが「コメがもう全くない人たちのため、その人たちが少しでもしのげるよう協力している。一世帯5杯分でおよそ200戸以上の人たちに、有る人からの寄付を受けて私たちの団体が協力している。しかし、寄付した人たちも楽ではない状況の中から寄付をしているので、長期間の寄付はあまり簡単ではないと思う」と話した。

そのため、チャウピュー市の地域社会組織と市民たちは、コメの供給が途絶えていることに関して協力して解決策を見つけることが必要であるともコー・カーカーが続けて述べた。

チャウピュー市の中心部で軍評議会軍の兵士が完全武装した状態で往来、監視、宿泊客のリストの調査などを行っており、地元住民10名以上を逮捕している。

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( 翻訳者:2年生有志② )
( 記事ID:6814 )