ティーボーの避難民3000人超え 食糧が緊急に必要
2023年11月27日付 その他 - シャンニュース(ビルマ語版) 紙


シャン州ティーボー郡における兄弟同盟軍と軍評議会軍の両軍による戦闘の間の治安上の懸念により、地元住民の3000人以上が避難を余儀なくされ、食糧が緊急に必要になっていることが判明した。

ティーボー郡で11月22日から今日(11月27日)まで兄弟同盟軍と軍評議会軍双方の重火器による砲撃により、地元民3000人以上が不安に怯え、近くの町にある僧院へ避難していることをティーボー地元住民が明かした。

「戦闘を皆怖がっている。主に重火器が心配だ。両軍とも反撃を繰り返しているのだ。爆撃機での攻撃にせよ、大砲での攻撃にせよ彼らの戦場になっている。国民を盾にとっているので、どうやって安全を確保するというのだ。武装した[組織がいる]地域はいつでも戦場になる。現在は町の僧院ほぼすべてに避難民がいる。3000人以上いるだろう」とティーボー市の地元住民の一人が本紙に語った。

ティーボー郡の中にあるボーチョー、チンディー、ランクン村落群の地元住民3000人以上がナンフーヌェとボーチョーパヤージー僧院の中にやってきていて、ティーボー市近くの村落の国民が町のアウンミンガラーボードー僧院におり、サンペイ、ナウンカ、イェーウー、町の中央の僧院と2500僧院*に避難している、とティーボー市で避難民に協力している人々が明かした。

「サンペイ、ナールウェー、ナーモウン、ニャウンコーピン、これらに近い人々が避難している。この方向の村から来る人々はナウンカ、サンペイ、コンドーとウー・カンティ僧院に避難しにきた。村内のボーチョーの周辺の人々は、ナンフーヌェとボーチョーパヤージー僧院に到着している。町とボーチョーを合わせると3000人以上がいる。主に彼らが食料を緊急に必要としている」とティーボー市の避難民を手伝っている人が本紙に述べた。

その他にも、ティーボー郡において11月22日にサンペイクエッティに重火器が落下爆発したので、男性1人が即死、7人が負傷した。11月25日にもマンルウェー村落の男性1人が重火器に当たって負傷したことをティーボー郡の地元住民が明かした。

ティーボー郡で軍評議会の支援輸送路を遮断するために、去る11月12日にTNLA部隊はチャウメーとティーボー市の間にあるチンディー橋を爆撃破壊した後、チンディーとボーチョーにある軍評議会の駐屯地をも攻撃して占領した。

同様にチンディー橋の付近で再び駐屯しに来た軍評議会軍をも、コーカン部隊MNDAAとTNLA部隊らが昨日(11月26日)攻撃し占領したとコーカンメディアが報じている。

本日11月27日の午前中にチャウメーとティーボー間にある、ナーコーチェ村付近で軍評議会軍とTNLA部隊の間で戦闘が勃発し、チャウメー市を活動拠点とする国軍軽歩兵大隊カマラ-501/502が重火器でティーボー軍側を無作為に砲撃していることをティーボーの現地住民らが語った。

*仏暦2500年(1956年)を記念して建てられた僧院

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( 翻訳者:2年生有志③ )
( 記事ID:6815 )