チャン・ドゥック・ルオン元党政治局員・元国家主席
Nguyên Ủy viên Bộ Chính trị, nguyên Chủ tịch nước Trần Đức Lương


生涯を通じて革命活動に従事し、勤勉な地質技師から国家のトップまでを務めた、チャン・ドゥック・ルオン元国家主席は、多くの深い印象と多大な貢献を残した。




チャン・ドゥック・ルオン同志
元党政治局員・元ベトナム社会主義共和国国家主席


生年月日：1937年5月5日
没年月日：2025年5月20日
出生地：クァンガイ省、ドゥックフォー県（現在のドゥックフォー市）、フォーカイン社（＝村）
入党日：1959年12月19日


顕彰：
＋金星勲章
＋党員65年徽章
＋その他多くの勲章、徽章、褒賞、名誉ある称号など


党中央執行委員会委員：第5期（候補）、6期、7期、8期、9期
党政治局員：第8期、9期
党政治局常務委員：第8期
閣僚評議会副議長（1987年2月－1992年8月）【訳注：現在の政府副首相】
政府副首相（1992年9月－1997年8月）
ベトナム社会主義共和国国家主席、国防治安評議会議長：第10期、11期
国会議員：第7期、8期、10期、11期


職歴

1955年2月－1955年9月
北部へ「集結」し、商工省地質技師の初級教育課程を受ける

【訳注：「集結」とは、1954年のジュネーブ協定による南北分断を受け、南部で活動していた革命勢力の幹部・子弟が北部に移動、合流したことを指す。1975年の南部解放、祖国統一で南部に戻り、南部の統治、社会主義化の一翼を担った。】



1955年10月－1959年8月
各地質調査団・調査隊の技術スタッフとして勤務、8か月間の中級地質補修を受ける

1959年9月－1964年3月
第20地質団第4地質隊で隊長、第4地質隊労働青年団支部書記、地質局青年労働団執行委員、党支部委員会委員

1964年4月－1966年8月
第20地質団技術担当副団長、党支部委員会書記、党支部委員会連合委員

1966年9月－1970年1月
地質鉱山大学 調査専門クラス（K11）学生、クラス委員長、大学党支部委員会委員、大学青年団書記（1969年）

1970年2月－1975年8月
地質地図局副局長、同党支部委員会委員、同党支部委員会常務委員

1975年9月－1977年9月
中央グエン・アイ・クオック学校で学び、クラスの党支部委員会書記を務める

1977年8月－1979年7月
地質総局地質地図組織連合 副代表、代表代行、同党支部委員会書記、地質総局労働組合執行委員会委員、ベトナム労働総同盟執行委員会委員

1979年8月－1987年1月
地質総局長、同総局党幹事委員会書記、ソ連国民経済アカデミーで4か月間の経済管理コース修了（1981年）、第7期国会議員、国会科学技術委員会 副委員長、委員長、ベトナム・ソ連友好協会中央委員会副委員長

1982年3月
第5回党大会において党中央委員候補に選出される



1986年12月
第6回党大会において党中央委員に選出される

1987年2月－1992年8月
閣僚評議会の副議長、第8期国民議会の議員、経済相互援助会議（SEV＝コメコン）でベトナム社会主義共和国の常任代表を務める

1991年6月
第7回党大会にて、引き続き党中央委員に選出される

1992年9月－1997年8月
ベトナム社会主義共和国 副首相

1996年6月
第8回党大会にて党中央委員に選出され、党中央委員会によって党政治局員に選出される

1997年9月－2006年6月
ベトナム社会主義共和国 国家主席、国防治安評議会 議長

1998年1月
第８期党政治局常務委員を務める。

2001年4月
第9回党大会において、引き続き党中央委員に選出され、党中央委員会によって党政治局員に選出される

2008年1月1日
規定により引退



2025年5月20日
88歳で逝去




いかなる役職においても、チャン・ドゥック・ルオン同志は、確固たる政治的本領、鋭い科学的思考、高い責任感、そして常に国家と民族の利益を第一に考える心を示してきた。

同志は、党と国家より、金星勲章、党員65年徽章、その他数々の勲章、褒賞、栄誉ある称号を授与された。

同志は、2025年5月20日、88歳で逝去した。

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（ 翻訳者:五十嵐健太 ）
（ 記事ID:7155 )