カレンニー地域を含むラカイン、ザガイン、マグウェ地域の一般国民を対象に「人々のための人々」というプログラムをTriple-Tが実施していることが分かった。

上述のプログラムは軍評議会を含む武装組織の暴力行為を受けた一般国民を主な対象としているという。

今回このようなプログラムを実施するのは、現在ミャンマー国内にいる国民が、戦禍だけでなく自然災害にも直面している状況で、国民一人一人が互いに助け合うことを目的としているとTriple-Tの創設者のVictor氏が本誌に語った。

「現在の状況では、誰が政府かもはやわからないので、とても複雑な時期になっている。それでこうした状況で、我々国民が国民を助け、国民同士が団結し互いに力を合わせなければなければならないという基本的な考えに基づいて、『人々のための人々』というプログラムを始めたのだ」とTriple-Tの創設者のVictor氏は述べた。

性的暴行による被害、不法な拘束と拷問、強制逮捕と投獄、人間の盾に連行、地雷を含むいずれかの武器で負傷し緊急援助が必要など、暴力行為の被害を受けた一般国民は、何とかして連絡を取って通報し、助けを求めることができると述べた。

プログラムをリードするTriple-Tは現在、主に社会的保護、緊急人道支援、若い女性への支援などに取り組んでいることが判明した。

現在行われているプログラムでも連絡し通報したい一般国民は、犯罪の被害を受けた当事者でも家族でも、自ら連絡を取ることができるし、それが難しい国民は、助けてくれるいずれかの人々を通じ、連絡を受け付けることもできるとTriple-Tは告知している。

「人々のための人々」プログラムは一般国民を支援するプログラムであるため、いずれかの武装組織であれ、政治組織であれ、任務を担っている人々、かつて担っていた人々は今回のプログラムの対象に該当しないということもTriple-Tの創設者が補足して述べた。

ミャンマー国内の大多数の地域で、支援をすることが必要となっているが、今現在は地域を選んで実行していき、将来的には他の地域も包括する支援ができるよう努力していくと述べた。そのためにも、国民を含む寄付者団体にも呼びかけていることもTriple-Tの創設者が述べている。

このプログラムに関して、助けを要請したい人は電話番号 +66621743895、または Triple-T の Facebook ページ Messenger 経由で連絡を取ることができる。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:H.T ）
（ 記事ID:7159 )