イムラーン・ハーンの転落に国中がショック。目には涙。回復の知らせに歓喜の波が走る。
2013年05月08日付 The daily Jang 紙
カラチ発(ジャングニュース)──火曜日[5月7日]、パキスタン正義行動党(PTI)議長イムラーン・ハーンが、ステージから転落する光景にカラチからペシャーワルにいたるまでパキスタン全土の民衆が心を痛めた。
思想信条を問わず一般国民、特に若年層や女性達には衝撃が走った。ハーン氏の落下の際の頭部打撲の第一報を耳にし、また、気を失ったまま彼を抱えて搬送する映像を目にすると、堪らず涙を流し、ハーン氏の無事を祈って両手を掲げて祈りを捧げた。
全土に亘り、ハーン氏の支持者のみならず、都市部と農村、学歴の有無、社会階層の別を問わず幅広い層が動揺し、そわそわし、落胆し、沈み込み、あるいは、悲嘆に暮れた。最新の正確な情報を得ようと、涙ながらに「ハーンさんは無事なのですか、怪我はひどいのですか。」と訊ねるテレビ局への電話の問い合わせが後を絶たなかった。
終に人々の祈りが功を奏し、ハーン氏は意識を回復した。この一報がテレビで報じられると、大勢の若者が喜び勇んで戸外に飛び出したが、彼らは満面の笑みをたたえ、その目は潤んでいた。国に変革をもたらす勇気を与えてくれるリーダーは健在なのだと。彼らの悲痛は歓喜へと代わり、国中が往年のキャプテン[ハーン氏]への敬慕を口々に表明した。
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:高橋翔
記事ID:98