ナワーズ・シャリーフ氏、病室でイムラーン・ハーン氏と面会―――和解は成った。親善試合でもやろう──ムスリム連盟ナワーズ派総裁

2013年05月15日付 The daily Jang 紙
ムスリム連盟ナワーズ派の総裁、ナワーズ・シャリーフ氏は、パキスタン正義行動党議長イムラーン・ハーン氏を見舞い、‸怪我の回復を祈る。面会は和やかな雰囲気の中で行われ、両者とも怒りに終止符。よりよい関係の構築と協力の決意。

両指導者の勝利に祝福、ターリバーン問題の解決は我らが責任。さもなければ我が国に平和無し、政治的立場の違いがあろうと前進しよう。イムラーン・ハーンナワ‸ーズ・シャリーフ氏との対話。

あっぱれ、ナワーズ・シャリーフ!

ラホール(ジャング特派員/INP)──ムスリム連盟ナワーズ派党首、ナワーズ・シャリーフ‸氏は昨日、ショーカット・ハーノム病院にてパキスタン正義行動党議長イムラーン・ハーン氏を見舞った。
面会時両首脳は互いの無事‸健康状態を確かめつつ、協力し合って政務に臨む決意を表明した。
面会後ナワーズ・シャリーフ代表は記者団にこう語った。「国難の解決に向けてイムラーン・ハーン氏と私はより良い関係を結ぶことで合意し、完全に和解した。私はハーン氏に回復の暁には是非とも親善試合でもやろうではないかと提案した。」ナワーズ・シャリーフ氏曰く、「ハーン氏とは極めて和やかな雰囲気の中で会談できた。私は彼が一刻も早く健康になり政治活動を再開することを祈っている。聖ハディースに"3日を超えて怒り続けてはいけない"とある。私とイムラーン・ハーン氏は互いに怒りに終止符を打ち、完全なる和解に至った。」氏曰く、「私は私利私欲や権力のためではなく、国家‸と国民のために政治を行なっているのである。『我々は‸一致協力して歩む必要がある。そしてこの国の来たるべき世代を山積する諸問題から解放し、彼らのために平和で諸問題とは無縁のパキスタンをつくらなければならない。‸』とハーン氏に伝えたところ、このことにハーン氏は無条件で賛成してくれた。‸」曰く、「私は、ハイバル・パフトゥーン・ハー州でのハーン氏に対する有権者の支持を全面的に尊重している。政治家同士のより良い関係は必要であり、国益に適っている。」

イスラマーバード(レポート―――ムムターズ・アルヴィー)
 パキスタン正義行動党の広報担当官、シーリーン・マザーリー氏によるとムスリム連盟ナワーズ派の党首、ミヤーン・ナワーズ・シャリーフ氏は火曜日、ラホールにあるショウカット・ハーノム病院を訪れ、パキスタン正義行動党党首イムラーン・ハーン氏と面会した‸。‸そこでは、シーリーン・マザーリー氏の弁によると、イムラーン・ハーン氏はナワーズ・シャリーフ氏の、また、ナワーズ・シャリーフ氏はハイバル・パフトゥーン・ハー州でのパキスタン正義行動党の勝利を祝うとともに、イムラーン・ハーン氏はナワーズ‸・シャリーフ氏に「ターリバーン問題の解決は両者の責任であり、さもなければ我が国に平和が訪れることはない」と指摘した。シーリーン・マザーリー氏の力説するところでは、ナワーズ‸・シャリーフ氏はイムラーン・ハーン氏の見解に同意したという。‸イムラーン・ハーン氏は「この問題ではムスリム連盟ナワーズ派とPTI‸[=パキスタン正義行動党]の立場は似たようなものだ。互いが自論の枠を超えて協力し、難問の解決に向けて前進すべきだ」と諭した。ナワーズ・シャリーフ氏は「イムラーン・ハーン氏が‸怪我から回復すれば再び会うつもりだ」と述べた。ナワーズ・イムラーン会談は‸きわめて友好的な雰囲気の中で行われた。‸そこでは、二人は政治的立場の違いを認めつつ‸も、この国の平和必要性‸の点では異論はなかった。


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翻訳者:高橋翔、高橋直暉
記事ID:103