イスラーマーバード：　ミヤーン・ナワーズ・シャリーフ氏が244票を獲得し、３度目となるパキスタン首相に選出された。新たに選出された第14代下院議会は、過半数がパキスタン・ムスリム連盟（ナワーズ派）総裁のミヤーン・ナワーズ・シャリーフ氏を議会の代表に選出した。新たに選出された新首相は、今夕（訳者注：６月５日夕方）宣誓を行う。ナワーズ・シャリーフ氏の対抗馬として、人民党のマフドゥーム・アミーン・ファヒーム氏、正義の運動党のマフドゥーム・ジャーヴェード・ハーシュミー氏が立候補していた。ナワーズ・シャリーフ氏は、JUI-F（訳者注：イスラーム・ウラマー党（ファズルッラハマーン派））、MQM（訳者注：統一民族運動）、アーフターブ・ハーン・シェールパーオー氏および連邦直轄部族地域選出議員らの支持を得ていた。同氏は、244票を獲得した。対抗馬のマフドゥーム・アミーン・ファヒーム氏は42票、マフドゥーム・ジャーヴェード・ハーシュミー氏は31票を獲得することができた。首相選出は、サルダール・アヤーズ・サーディク下院議会議長を議長とする議会で、議員分割の方式によりなされた。各候補者に対し、議場内にロビーがつくられ、ロビーＡにはムスリム連盟（ナワーズ派）のナワーズ・シャリーフ氏、ロビーＢにはパキスタン人民党のマフドゥーム・アミーン・ファヒーム氏、そしてロビーＣには正義の運動党のジャーヴェード・ハーシュミー氏が割り当てられた。各下院議員は、自らが推す候補者のロビーへ行き、支持を表明した。その後議長が票を数え、ミヤーン・ムハンマド・ナワーズ・シャリーフ氏の当選を発表した。新たに選出された首相は今夕アースィフ・アリー・ザルダーリー大統領からイスラーマーバードの大統領官邸にて宣誓を行う。ムスリム連盟のナワーズ・シャリーフ氏の推薦人には、マフムード・アチャクザイー氏、サドルッディーン・シャー・ラーシュディー氏、アブドゥッラー・ハージャ・アースィフ氏、アノーシャ・ラハマーン氏、それにハージャ・サアド・ラフィーク氏らが含まれている。また、同氏の支持を表明したものには、サルダール・ユースフ氏、アブドゥル・カーディル・バローチ氏、ターリク・ファズル・チョウドリー氏、ダルシャン氏、ザーヒド・ハーミド氏、アスファンディヤール・バンダーラー氏が含まれている。正義の運動党の候補者であるジャーヴェード・ハーシュミー氏の推薦はアーリフ・アラヴィー氏が行い、グラーム・サルワル氏が支持を表明した。人民党の候補者アミーン・ファヒーム氏については、ファヘミーダ・ミールザー氏、ナヴィード・カマル氏、ラメーシュ・ラール氏、ナフィーサ・シャー氏およびイムラーン・ラガーリー氏が推薦し、フルシード・シャー氏、アリー・ゴーハル・マハル氏グラーム・ラス－ル・コーレージャー氏、ノーマーン・イスラーム・シャイフ氏およびカマール・ハーン氏が含まれていた。