工場の運営は政府の仕事に非ず。パキスタン航空を含め赤字国営企業は早期に民営化する。:ナワーズ・シャリーフ

2013年12月08日付 The daily Jang 紙
若者向けの1.000億ルピーの融資計画がスタート

一夜で状況が好転するわけではない。国民よ!やる気を出せ。計画停電も終わる。巨大企業グループが何十億という融資に与る一方、当局は若者達には一銭たりとも出す用意がなかった。
失業を目の当たりにして忸怩たる思いに駆られた。国民のために首相になることを受諾した。財務大臣に多重債務の返還の詳細について恐ろしくて尋ねることができない。:首相の式典での演説

イスラマバード発(APP, INP):―ナワーズ・シャリーフ首相はこう述べた。「パキスタン航空を含め赤字国営企業は早期に民営化する。店舗や工場の経営は政府の仕事ではない。若者達の失業を目の当たりにして忸怩たる思いに駆られた。選挙公約の実現を確かなものとしよう。国民よ!やる気を出せ。計画停電も終わる。私は、国民のために首相になることに同意した。選挙期間中職にあぶれた若者達が己が学位記を私の前に翳すと、胸が痛んだものだった。巨大企業グループが何十億という融資に与る一方、当局は若者達には一銭たりとも出す用意がなかった。財務大臣に多重債務の返還の詳細について恐ろしくて尋ねることができない。」首相は若者達に1,000億ルピー融資計画の開始を祝う式典で演説中であった。首相曰く、「私は1990年当時政権を執ると民営化のプロセスを開始した。当時何億という赤字に喘いでいた複数の銀行が、今日何億もの利益を計上しているのみならず、それらから国庫に何億もの税金が入っている。」首相曰く、「一夜で状況が好転するわけではないが、国民は直ぐに明らかな違いを実感するであろう。」首相曰く、「私は首相となることを自らに納得させた。選挙に勝利した時、私はパキスタンの再建と発展、国民のために首相になることを受諾した。なぜなら、誰がこのような状況下好き好んでパキスタンの首相になろうか。」首相はここに至り微笑んで言った。「私自身もどうしてこの停電が減ったのか皆目見当がつかない。ハージャ・アーサフ水力電力担当大臣にも見当がついていない。」曰く、「5,000億ルピーの多重債務が返還された。イスハーク氏にもこの債務がどのように返還に至ったのか見当がついていない。彼がどのような策に訴えたのか、私は恐ろしくて深くは尋ねない」。曰く、「前政権時代にはパキスタンでは腐敗が拍車を掛けて進行していた。ところが、現在では国際的な諸機関が腐敗が顕著に減少したことを認めている。」また「若者への融資計画」に触れて曰く、「この計画には首相含めて大臣や当計画の責任者には一切の割り前や利権はない。イスハ-ク・ダール連邦財務大臣曰く、「来週にも『若者への融資計画』に従い融資をスタートさせるが、貧困層に向けに30億ルピーから増額し60億ルピーにすることは決定済みである」。また、「首相の若者へのビジネス融資計画」の責任者、マリヤム・ナワーズはこう述べた。「当融資計画の下若い世代は自身の将来の人生設計の機会を得るだろう。計画には1,000億ルピーを計上しており、55部門でビジネス・プランが示唆されている。融資とその運用を監視する体制も用意した。融資には極めてハードルの低い3つの条件があるのみである。」


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翻訳者:松岡由希子
記事ID:267