ナースィルル・ムルク判事が最高裁長官職就任の宣誓を行なう

2014年07月07日付 The daily Jang 紙
式には大統領、首相、三軍の長、連邦大臣、元判事、ファズルッ・ラフマーン、スィラージュル・ハクが出席

イスラーマーバード(NNI+INP):―ナースィルル・ムルク判事がパーキスターンの第22代最高裁長官として宣誓を行ない、マムヌーン・フセイン・パーキスターン大統領がナースィルル・ムルクから宣誓を受けた。タサッドゥク・フセイン・ジーラーニーはパーキスターン第21代最高裁長官として65歳まで職を全うして退任した。これを受けてナースィルル・ムルク新最高裁長官が大統領府で開催された式典で、マムヌーン・フセイン大統領に就任の宣誓を行なった。宣誓式にはナワーズ・シャリーフ首相のほか陸海空三軍それぞれの長、統合参謀本部議長、ナイヤル・ブハーリー上院議長、パルヴェーズ・ラシード情報相、イスハーク・ダール財務相(上院議員)、ザーヒド・ハーミド連邦大臣、同じくアブドゥル・カーディル・バローチ連邦大臣、ハイバル・パフトゥーンハー州知事、イフティハール・ムハンマド・チョウドリー元最高裁長官、モウラーナ・ファズルッ・ラフマーン・イスラーム・ウラマー党 (ファズルッラフマーン派)代表、そして最高裁判事、国会議員、各国大使、スィラージュル・ハク・ジャマーアテ・イスラーミー代表、サルタージ・アズィーズ首相顧問、ラージャ・ザファルル・ハク・ムスリム連盟(ナワーズ派)議長、ジャーヴェード・イクバール前判事に加えバローチスターン州首相が出席した。ナースィルル・ムルク最高裁新長官は1950年8月8日、ハイバル・パフトゥーンハー州のスワート県で生まれ、1976年、ロンドンのイナー・テンプルより法廷弁護士の学位を取得した。彼はハイバル・パフトゥーンハー州法務総監、ペシャーワル高裁長官を歴任した。ナースィルル・ムルクは2007年11月3日に暫定憲法令に対する中止命令を発し、最高裁の判事たちが暫定憲法令の下宣誓することを阻止した7人の裁判官の1人である。ナースィルル・ムルクの退任後来年8月、ジャッワード・S・ハージャ判事が24日間長官の任を務める見通しである。裁判官タサッドゥク・フセイン・ジーラーニーの退任を受けて最高裁判事の総数は16名となった。最高裁にはそれぞれパンジャーブの7名、スィンドの6名、ハイバル・パフトゥーンハーの3名の判事が在籍している。最古参者リストにはジャワード、アンワル・ザヒール・ジャマーリー、ミヤーン・サーキブ・ニサール判事の3名が加わった。他方タサッドゥク・フセイン・ジーラーニー最高裁長官の退任に伴い最高裁法務協議会と最高裁判事の任命のために立ち上げられた法務委員会の構成員の顔ぶれも自ずと変化した。パーキスターン最高裁長官という立場からナースィルル・ムルク判事は両機関の代表となった。一方アンワル・ザヒール・ジャマーリーが最高裁法務協議会、アースィフ・サイード・ハーン・コーサが法務委員会のそれぞれ新メンバーとなった。その他マムヌーン・フセイン大統領とムハンマド・ナワーズ・シャリーフ首相はナースィルル・ムルク新最高裁長官の宣誓式の席で大統領府にて相見えるところとなった。首相は大統領にメッカ小巡礼の祝賀を述べ、北ワズィーリスターンで進行中の作戦や国内の政治状況をも含むその他の問題について報告を行なった。この席で首相は陸海空軍代表とも非公式に対面し、首相と軍の指導層は会話の中でテロリズムの完全撲滅のために作戦が必然的な結末を迎えるまでこれを続行する決意を繰り返した。


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翻訳者:橋本研也
記事ID:327