帰国のメッシらに暖かい歓迎
2014年08月14日付 Prothom Alo 紙
(7月15日付)
ワールドカップ開幕前、アルゼンチンのナショナル・チームをブラジルまで運んだ飛行機の機体には「行け!アルゼンチン」と書かれていた。決勝戦を終えた青と白の代表を再びブラジルから祖国まで送り届けた同じ飛行機には、今度は「ありがとうアルゼンチン」の言葉があった。月曜日(7月14日)祖国に降りたった途端、メッシらは数千人の熱烈な歓迎を受けた。
この日愛するチームを迎えようと、ブエノスアイレス空港には何千人もの人が集まった。そのほとんどが国旗を手にしていた。皆が拍手や掛け声や太鼓を鳴らしてメッシを迎えた。熱心なファンたちをかき分けるようにして、代表を載せたバスが出発して行ったとき、選手たちの顔には悲しげな表情が浮かんでいた。もう少しで岸に着くはずだった舟が沈んだときの無念さは簡単に癒えるものではない。それでもサポーターたちの祝福は、メッシやイグアインの胸に届いた。選手たちは観客の歓迎に手を振って応えていた。
この後アルゼンチンサッカー連盟本部で催された歓迎会で、クリスチーナ・キルチネル大統領は選手たちを祝福した。しかしリオネル・メッシの表情は冴えなかった。挨拶に立ったメッシは「歓迎に感謝します。優勝カップを持って帰れたらどんなに良かったかと思います。皆さんと一緒に心から喜びあえたことでしょう。私たちは全力を尽くしました。しかしもう一歩で果たせませんでした」と語った。(AFP)
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翻訳者:伊藤巧作
記事ID:346