製薬工場封鎖、管理者に懲役二年

2014年11月03日付 Prothom Alo 紙
(9月26日付)
期限切れの薬やシロップを再び包装・ボトル詰めし、不衛生な環境下で無認可の薬を製造していた罪で、チッタゴンの「ファーミック・ラボラトリーズ・リミテッド」という名の企業の工場が封鎖された。同時に移動裁判所は、工場の施設管理者であるシャドン・ビッシャシュに2年の懲役、また企業に対し20万タカの罰金刑を言い渡した。
チョットグラム(チッタゴン)県自治体の協力により、緊急行動部隊(RAB)第7部隊がこの強制捜査にあたった。捜査は薬物管理局の幹部も加わって行なわれた。
チッタゴン市のクルシ地区の四番道路にある五階建ての建物一棟すべてが工場となっている。この建物内の複数の階で薬の製造が行われていた。日中11時から昼の4時まで行われた今回の強制捜査で、工場内にあった全ての薬が押収された。
第7部隊の副隊長、モバッシェル・ホセンは、公表できないある筋からの情報でこの強制捜査が実施されたと述べた。
工場のオーナーはロビン・イスパハニという名の人物であることが明らかになっているが、強制捜査の際には工場にいなかった。
強制捜査について県薬物管理局の幹部ハキム・ラキブ・ハサンは、「工場に入ると、従業員たちが期限切れのシロップと錠剤を再包装や、再びボトル詰めしているのが見えた。製造日や期限の日付が書いていない、薬の包装も大量に発見された」と語った。ハサン氏によれば、この企業は薬の製造認可については受けているという。しかし未認可の薬もここでは大量に製造されていた。これ以外にも工場では急性下痢症の薬、オルサラインNやビタミン剤シヴィットが製造されていた。企業側はこれらの認可を得ていない。
しかし強制捜査にあたり、工場の監督シャドン・ビッシャシュは、期限切れ薬と無許可での薬製造の容疑については否認した。「薬の製造の環境が不衛生であったことは認める。しかし残りの容疑については事実ではない。期限切れの薬やシロップは廃棄するために集めて置いておいただけだ。またオルサラインとシヴィットは、わが社と協力関係にある企業ブラザーズ社が作ったものだ。彼らは認可を取得している」とビッシャシュ氏は記者たちに語った。
チッタゴン製薬管理局の副局長、アシャラフ・ホセンによると、この工場は薬品製造細則をきちんと遵守してこなかったという。


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翻訳者:Todo Takuya
記事ID:356