イムラーンが戦いに勝利

2018年07月26日付 The daily Jang 紙
連邦議会(=下院)でパキスタン正義運動が112議席、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派が64議席、パキスタン人民党が42議席統一行動評議会が10議席、統一民族運動が8議席、パキスタン・ムスリム連盟カーイデ・アーザム派5議席で優勢

パキスタン正義運動がハイバル・パフトゥーンハー州でも過半数、パンジャーブ州でもパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派と激しい競り合い。スィンド州ではパキスタン人民党が勝利、バローチスターン州ではバローチスターン・アワーミー党が優勢

イムラーン・ハーン氏は5選挙区で当選。イスラマバードの3議席含めポトハール地方全域をパキスタン正義運動が制覇、ハイバル・パフトゥーンハー州ではパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派とパキスタン人民党は全滅、パンジャーブ州ではパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派が133議席、パキスタン正義運動123議席

無所属候補も連邦議会で18議席獲得、スィンド州ではパキスタン人民党が72議席、バローチスターン州ではバローチスターン・アワーミー党が14議席を獲得して首位──深夜開票率38パーセントの非公式暫定開票速報

イスラマバード(特派員、ジャング記者、記者、ジャング・ニュース):-パキスタン正義運動が2018年総選挙の戦いを制した。大物たちが次々と落選。イムラーン・ハーン氏は5選挙区で当選。深夜、開票率38パーセントにおける非公式暫定開票速報によると、国民議会(=下院)272議席の内パキスタン正義運動が112議席で優勢、これに続くのがパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派64議席、そして、第3位がパキスタン人民党42議席である。また、無所属候補も18議席で優勢であり、統一行動評議会が10議席、統一民族運動が8議席、パキスタン・ムスリム連盟カーイデ・アーザム派5議席、アワーミー国民党が2議席、民主大同盟6議席、バローチスターン国民党(アワーミー派)が1議席、バローチスターン国民党メーンガル派が3議席、パシュトゥーンハー国民アワーミー党1議席、アワーミー・ムスリム連盟1議席、ジープの政党シンボルを採用者が1議席で優勢である。一方、州議会選挙でも、ハイバル・パフトゥーンハー州ではパキスタン正義運動が首位独走、パンジャーブ州ではパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派が過半数を制したが、パキスタン正義運動がこれを僅差で追い上げた。その他、スィンド州では、パキスタン人民党が勝利し、バローチスターン州では、バローチスターン・アワーミー党が優勢である。開票速報からパキスタン正義運動が連邦レベルで主導的立場で連立政府を樹立し、イムラーン・ハーン氏が首相になることが見えてくる。
水曜日、我が国全土の連邦議会及び州議会選挙区で2018年総選挙の投票が実施された。投票は午前8時に開始され、午後6時に締め切られた。非公式暫定開票速報によると、パキスタン正義運動が大差で優位を獲得している。イスラマバードからジェーラムまでポトハール地方全域で、すなわち、NA52~NA66まで全選挙区をパキスタン正義運動が制した。イスラマバードでは連邦議会の3議席は、パキスタン正義運動のイムラーン・ハーン党首、アサド・ウマル、ラージャ・フッラム・ナワーズ両候補と何れも同党の候補者が獲得。ラーワルピンディーのNA62選挙区ではアワーミー・ムスリム連盟の党首、シェイフ・ラシード・アフマド候補が大差で勝利した。205ヶ所の投票所の非公式暫定開票速報によると、シェイフ・ラシード候補81,353票、対するパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派の候補、ダーニヤール・チョウドリー弁護士が55,673票獲得とのこと。一方NA61選挙区の143ヶ所の投票所の非公式暫定選挙速報によると、パキスタン正義運動のアーミル・マフムード・キヤーニー候補が60,771票獲得して首位に、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のマリク・イブラ―ル候補が32,853票で第2位であるという。NA57選挙区では、パキスタン正義運動のサダーカト・アッバースィー候補が32,256票で首位、ハーカーン・アッバースィー候補が28,618票で第2位であるという。ラホールのNA129選挙区では、パキスタン正義運動のアリーム・ハーン候補が42,309票を獲得して首位、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のアヤーズ・サーディク候補が僅差の42,223票で第2位であるという。下ディール2のNA7選挙区の262ヶ所のうち126ヶ所の投票所の非公式暫定開票速報によると、パキスタン正義運動のバシール・ハーン候補が30,374票を獲得して首位、統一行動評議会のスィラージュル・ハック候補は19,870票を獲得して2位であるという。NA206選挙区の130ヶ所の投票所の非公式暫定開票速報によると、パキスタン人民党のサイヤド・フルシード・アフマド・シャー候補が64,980票を獲得して優勢、パキスタン正義運動のターヒル・シャー候補は27,384票を獲得して第2位であるという。NA156選挙区ではパキスタン正義運動のシャー・マフムード・クレイシー候補が93,497票を獲得して首位、対抗馬のパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のアーミル・サイード・アンサーリー候補が73,529票を獲得して第2位であるという。ところで、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派はパンジャーブ州議会選挙では133議席で首位、パキスタン正義運動は123議席を獲得して第2位である。36議席を無所属議員が獲得し、パキスタン人民党は4議席、統一行動評議会は1議席を獲得した。また、10議席を無所属議員が獲得している。ラーワルピンディーのPP14選挙区(州議会)の47投票所の開票速報によれば、パキスタン正義運動のムハンマド・バシャーラト・ラージャ候補は16,941票を獲得し首位、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のウサーマ・チョウドリー候補は9,959票を獲得し第2位であるという。ラーワルピンディーPP15選挙区の30ヶ所の投票所の暫定開票速報によると、パキスタン正義運動のムハンマド・タンウィール・バット候補は10,129票を獲得して首位、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のマリク・イフティハール候補は5,143票を獲得して第2位であるという。スィンド州議会では、パキスタン人民党が72票、民主大同盟(GDA)が8議席、パキスタン正義運動が21議席、統一民族運動が17議席を獲得した。一方、ハイバル・パフトゥーンハー州議会では、パキスタン正義運動が66議席、アワーミー国民党が3議席、統一行動評議会が9議席、パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派が3議席を獲得し、無所属候補が5議席獲得している。バローチスターン州議会ではバローチスターン・アワーミー党が14議席を獲得して優勢、一方、バローチスターン国民党は8議席、統一行動評議会7議席、パキスタン正義運動は4議席を獲得した。


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翻訳者:露口哲也
記事ID:763