テクナフで銃撃戦、ロヒンギャ2名が死亡
2020年01月15日付 Prothom Alo 紙

コックスバザールのテクナフでRAB(Rapid Action Battalion 緊急行動部隊)との銃撃戦で2人のロヒンギャが殺害された。RABによると、殺された二人は麻薬の売人だった。
殺害された2人はウキヤ郡のクトゥパラン・ロヒンギャ難民キャンプに住むモハンマド・アブル・ハシム(30)と同じキャンプ在住のモハンマド・アユブ(24)だ。
昨日火曜午前3時頃、コックスバザール県テクナフ郡バハルチョラ・ユニオンのシャプラプルを通るテクナフ-コックスバザール・マリンドライブ道でこの銃撃戦が起こった。RAB15部隊のモハンマド・シャー・アロム警視補はプロトムアロ紙の取材に対し、この情報が事実であることを認めた。
RABの説明によれば、この銃撃戦の際、現場からヤバ(麻薬の一種)1万錠、ショットガン2丁、実弾5発、空の薬莢6個が押収された。また、この事件で麻薬売人の銃に撃たれてRABの隊員3人が負傷した。
モハンマド・シャー・アロム警視補は次のように述べた。「数人の麻薬売人がヤバを持ってバハルチョラ・ユニオンのシャプラプルを通るという情報を得て、部隊が現場に向かった。現場でRABが展開していることに気づいた10~12人のグループが無差別に発砲し、RABも反撃した。銃撃戦は10~15分に渡って続いた。売人が逃走したのち、現場から銃弾を受けた2人が救出された。さらにヤバ1万錠、ショットガン2丁、実弾が5発、空の薬莢6個が押収された。銃撃戦の後、負傷したRABの隊員3人も救出され、テクナフ郡医療センターに緊急搬送された。そののち治療に当たった医師が、平服を身に着けた2名が死亡したと発表した。
テクナフ郡医療センターのシュブロ・デー医師は次のように述べた。「きょう未明けが人5人が搬送されてきた。うち平服を着た2人は病院に到着する前に死亡した。負傷したRABの隊員3人は治療中だ。死亡した2人の遺体にはそれぞれ3つの銃痕があった。その後警察が2人の遺体を検死のためコックスバザール中央病院に移送した」
2018年5月4日からバングラデシュ全土で薬物撲滅キャンペーンが始まって以来、警察、RAB、BGB(バングラデシュ国境警備隊)と薬物売人との衝突や売人たちの内部抗争の結果、今日水曜までにコックスバザール県では4人の女性を含む205人が殺害された。このうち2人の女性を含む59人がロヒンギャ難民である。
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翻訳者:末政花鈴
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