ISI(三軍統合情報局)長官とカーブル駐在パキスタン特別代表も同席
アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領と両国関係、国境の管理を始め様々な項目で意見交換。参謀総長はアフガニスタン行政長官アブドゥッラー・アブドゥッラー議長とも会見。
　イスラマバード（ジャング特派員）。：－パキスタン軍最高司令官カマル・ジャーヴェード・バージュワー将軍は火曜日カーブルへの日帰り訪問を行った。ISI長官、ファイズ・ハミード中将及びムハンマド・サーディク駐アフガニスタン・パキスタン代表も同席した。カマル・ジャーヴェード・バージュワー将軍は、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領、アブドゥッラー・アブドゥッラー行政長官とそれぞれ別々に会談を行った。パキスタン軍の三軍広報部(ISPR)によると、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領と会見を行ったという。この会見では、国境管理に関わる諸問題、アフガニスタン国内での相互理解プロセス、国境に絡む問題などについて、意見交換が行われた。ISPRによると、パキスタン軍・最高司令官のカマル・ジャーヴェード・バージュワー将軍のカーブル訪問では、アシュラフ・ガニー・アフガニスタン大統領、アフガニンスタン国家和解高等評議会のアブドゥッラー・アブドゥッラー議長と会見が行われ、この会見にはムハンマド・サーディク駐アフガニスタン・パキスタン代表も同席した。ISPRによると、これらの会見では、アフガニンスタンの指導層における和平プロセスに便宜を供与するために必要な措置や、通商や友好関係発展ための問題についても検討されたという。ISPRの発表によると、会見では、パキスタンからのアフガン難民の誇りある帰還が、状況を改善する重要な手段であるとの点では意見の一致を見たという。アシュラフ・ガニー大統領は、トルハム及びチャマンの両ボーダーを開いたことで、パキスタン首相を称賛した。またパキスタンで行き場を失ったアフガン人住民の帰還のため陸及び空の道を開いたことでも賞賛した。また、大統領は和平プロセスでもパキスタンの果たした役割を称えた。国家和解高等議会のアブドゥッラー・アブドゥッラー議長は、パキスタン軍最高司令官と会見の後ツイッターに投稿したメッセージの中で、「我々はアフガニスタン・ターリバーンとの紛争の解決のために用意のあることをカマル・ジャーヴェード・バージュワー将軍に確約する一方、パキスタン軍最高司令官は、アフガニスタン人士の対話に向けて存分な協力を行う決意を表明した。」と述べた。アブドゥッラー・アブドゥッラー議長は、アフガニスタンの和平樹立アフガニスタン人同士の話し合いに向けてパキスタンは極めて建設的な役割を果たしていると述べた。イスラマバードよりサーレフ・ザーフィルによると、イムラーン・ハーン首相の駐アフガニスタン代表、ムハンマド・サーデク・ハーン大使とムハンマド・ハニーフ・アフガニスタン外務相の間である重要な会見が行われたといい、更に複数の重要な会見が行われる見通しであるとのことである。