シェイバーニー中央銀行総裁、退任か:一連の内閣改造の動きの中で
2007年08月23日付 E'temad-e Melli 紙
写真:ホッジャト・セパフヴァンド(エッテマーデ・メッリー)
写真:ホッジャト・セパフヴァンド(エッテマーデ・メッリー)

【経済部】メフル通信はある消息筋の話を引用する形で、エブラーヒーム・シェイバーニー中央銀行総裁の退任を噂としてではなく、確定的なニュースとして報じた。しかしそれにも関わらず、昨日までにこの報道を肯定する政府関係者は誰も出てきていない。

 メフル通信がシェイバーニー総裁辞任を報ずる一方、その数時間前、ゴラーム・ホセイン・エルハーム政府報道官は記者団に対して、シェイバーニー氏の辞表を受け取ったとの情報は確認していないと発表していた。

 政府報道官は記者会見の中で、「シェイバーニー氏は現在、中央銀行総裁であり、もし必要ならば、中央銀行総裁職に関しては近日開催予定の中央銀行総会で決定する」と述べた。

 この発言は、シェイバーニー総裁の交替を暗に認めたものと受け止められている。政府報道官のこの発言によって、たとえシェイバーニー総裁交替の情報が確認されなくとも、この報道は9月1日の「イスラーム銀行の日」よりも前までには決定的なものとなるだろうと見る向きが支配的となっているのである。

 さて、シェイバーニー総裁辞任の噂が話題に上って数ヶ月、この問題をめぐってはこれまでさまざまな憶測が流れては、それらの憶測を否定する発言が繰り返されているが、同総裁が不意にミールダーマードの中央銀行ビルに別れを告げるようなことはないということを確証するものとはなっていない。特にエブラーヒーム・シェイバーニー氏の次の役職は、世界銀行のイラン代表であると報じる一部報道機関もあるくらいなのだ。

 モジタバー・サマレ=ハーシェミー大統領顧問も電話での取材で、中央銀行総裁辞任の情報を認めることも否定することもしなかった。メフル通信の報道によると、エブラーヒーム・シェイバーニー中央銀行総裁は昨日の午後、辞表を大統領に提出したというが、実際、同氏は昨日の午後は海外に駐在するイラン大使らと共に、政府代表者会議に出席していた。つまり、中央銀行に留まるようにも、世界銀行における新しいポストを受諾したようにも受け取られるのである。

 もしシェイバーニー総裁辞任の報道が正式に確認されれば、彼は〔アフマディーネジャード政権発足以来〕過去2年間で政権を去った閣僚としては7人目となる。

 現在まで、パルヴィーズ・ダーヴーディー第一副大統領や、サーデラート銀行頭取のタフマーソブ・マザーヘリー氏の名が、大統領が選ぶ中央銀行次期総裁の主要候補者として挙げられており、またメッラト銀行頭取のアリー・ディーヴァーンダリー氏が指名される可能性も存在するものと思われる。

 その一方で、昨日モハンマド・ジャアファル・モジャッラド中央銀行外貨担当副総裁は、ロイター通信とのインタビューの中で、エブラーヒーム・シェイバーニー総裁辞任に関して流れている諸々の報道は噂以上のものではないとの見方を示し、「事実無根である!」と断言している。

 エブラーヒーム・シェイバーニー氏が中央銀行から去るという報道が幾度となく流されては、政府関係者が含みをもたせた形でそれを否定するというパターンが繰り返されてはいるものの、遅かれ早かれシェイバーニー氏の代わりに誰か別の人物が中央銀行総裁ポストに座ることは確実なように思われる。

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( 翻訳者:中谷登紀子 )
( 記事ID:11776 )