アメリカ、アフマディーネジャード大統領のイラク訪問阻止を画策
2007年09月04日付 E'temad-e Melli 紙

【ファールス通信】イラクのヌーリー・アル=マーリキー首相が指導するイラクのダアワ党関係筋は、アメリカ政府がイランのマフムード・アフマディーネジャード大統領のイラク訪問に反対する意向を、マーリキー首相に伝えていることを明らかにした。

 ターリク・アル=ハーシミー率いるイラク・スンナ派イスラーム党の関係筋も、マーリキー首相はアメリカから、イランに接近しないよう圧力をかけられていることを明かしている。

 アフマディーネジャード大統領のイラク訪問は、〔もし実現した場合〕過去三十年間で初めての大統領訪問となる。

 ダアワ党員であるアフマド・アル=ハファージー氏は、ガルフ・ニューズ紙に次のように明かしている。「イラク政府の一部には、アフマディーネジャード大統領のイラク訪問延期を望む者もいる。情報によれば、過去三十年間で初めてとなるイラン大統領のイラク訪問の日程をめぐり、両国間で話し合いが進行中であるとのことだ」。

 アフマディーネジャ-ド大統領訪問中の治安情勢が、マーリキー政権にとって大きな懸念材料の一つとなろう。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:11868 )