断食中に営業する食堂には厳しい取り締まりを実施:治安維持軍が表明
2007年09月15日付 E'temad-e Melli紙

 テヘラン州検察のマフムード・サーラールキヤー治安担当次官は、「断食破りはハラーム〔イスラーム法違反〕な行為であり、それを公然と行うことは犯罪である」と述べ、それゆえ「検察庁の全支部はこの問題に関して取り締まりを実行し、迅速に捜査を行う責務を負っている」と述べた。

 同次官はいかなる取り締まりを行うのか、詳細を明らかにしなかったが、それは恐らく、すでに治安維持軍から何度もそれに関する発表がなされたものと考えたからだろう。しかし実際には、次のような発表があっただけだった。「断食を公然と破る行為は、いかなる理由・形態であれ、禁じられている。それゆえ、断食中のイスラーム社会にあっては、いかなるものであれ違反行為を目撃した場合は、110番警察や警察署、もしくは地域の派出所まで連絡ありたい」。

 このような事情をよそに、サーラールキヤー次官は警察による取り締まりの対象となっている別の案件について、イラン学生通信(ISNA)に次のように語っている。「バッドヘジャービー(女性の服装の乱れ)やならず者に対する取り締まり計画は、今月〔=ラマダーン月〕に入っても中断するなく、継続される予定だ」。

 さてその一方で、治安維持軍公共地域局の責任者であるナジャフィー司令官はISNAとのインタビューの中で、ラマダーン月の治安維持軍の活動計画について、明確に説明を行っている。同司令官は、「治安維持軍は断食を公然と破る行為に対処する必要性を、これまで以上に感じている」とした上で、次のように述べている。「サンドイッチ屋や食堂が食事をデリバリーしたり、ホテルで旅行者以外の客に食事を提供したりすることは、禁じられている」。ナジャフィー司令官によれば、「ホテルといった宿泊施設が食事を提供できるのは、宿泊客に対してのみである。通達のあった規定によれば、宿泊施設の経営者たちは宿泊客以外の人物に食事を供することは許されていない」。

 ナジャフィー局長は、ホテルなどの宿泊施設に泊まらない旅行者については、次のように明言している。「長距離バスなどのターミナル付近にあるサンドイッチ屋は、旅行者の往来が多いことから、サンドイッチ販売連合会と調整した上で、目立たぬ形で旅行者に食事を提供してもよい」。

 幹線道路沿いにあるドライブインについても、治安維持軍の方針は明確だ。ナジャフィー司令官は次のように語っている。「ドライブインもまた、調整を行った上で、聖法が定める規定に配慮して、食事を提供することができる。こういった施設は、聖法の定める規定に則って、幹線道路が結ぶ町との距離を考慮した上で、食事を提供しなくてはならない」。

 治安維持軍はこれまで発出したすべての発表の中で、ほんの些細な違反行為でも見つけ次第、110番警察に通報して警察の取り締まりに協力するよう、市民に強く呼びかけている。「以上のことはすべて、さまざまな職業連合会に規則として通達されており、職業連合会が守るべき規則の一部となっている。いかなるものであれ違反行為があった場合は、職業組合法第28条に基づき、施設の封印など違反者への取り締まりが行われる。昨年の例として、ホテルなどの宿泊施設で非旅行者に食事を提供したり、食堂やサンドイッチ屋が〔日中に〕営業を行い、住宅や会社の事務所、店舗などに食事を配達したりといった違反行為があったが、今年度はさらに取り締まりを強化する」。

 ナジャフィー局長の結論とは、要するに、違反者は厳しく取り締まる、ということだ。「商業省管轄の監視委員会を通じて全国の治安組織や同業者組織に対して出された通達に従い、違反事例は捜査の対象となる。断食を公然と破る行為には、毅然かつ厳格な対応がなされる予定だ」。

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(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:11915)