中央アジアの女性たちの密輸に関わっていた国際ネットワーク、イランで摘発される
2007年09月05日付 E'temad-e Melli紙

【ISNA】外国人女性らの密輸に関わっていた国際ネットワークが摘発され、女性15名と男性10名が逮捕された。この密輸ネットワークはペルシア湾岸地域を目的地として活動していた。

 イラン南部からペルシア湾岸地域へ向けて女性らを密輸していた大規模犯罪組織の活動について、約2ヶ月前から情報が警察にもたらされていた。社会的安全向上計画の実施の一環として、治安警察は内偵捜査を行っていた。

 あるイラン人によって率いられていたこの国際密輸ネットワークに関する警察の特殊捜査の結果、以下の事実が判明した。密輸されていた女性たちの多くは中央アジア、特にウズベキスタンとアゼルバイジャン出身者で、彼女たちは本物のパスポートで出身国を出国後、北部国境からイランに入国、さらにマシュハドのイマーム・レザー廟に参詣すると偽って〔テヘランの〕イマーム・ホメイニー国際空港に入り、密輸団の首謀者が前もって用意した計画に沿って、〔テヘラン西部の〕キャラジ県に移送されていた。

 密輸団の首謀者は仲間らとともに、キャラジに用意した別荘に「招かれざる客」を収容した上で彼女たちを性的に利用、その後巨額の現金をポケットに詰め込む目的で、外国人との触れ込みで彼女たちをホステスとしたパーティーをセッティングするなどしていた。

 こうして警察の内偵捜査が完了、ついに今年のシャフリーヴァル月4日〔2006年8月26日〕、捜査官らはボートでイラン南部国境からペルシア湾岸諸国に行く計画を立てていた容疑者らのアジトを急襲し、女性15名、男性10名を逮捕した。

 容疑者らに対する初期の捜査で、以下の事実が判明した。密輸業者は女性らをバンダル・アッバースに移送した後、ボートでペルシア湾岸諸国に向かっていた。この密輸団の首謀者はテヘラン在住であったが、密輸団のメンバーらのためにキャラジに別荘を借りていた。逮捕された者たちは28歳から43歳であった。

 捜査によりさらに、女性たちをイランに入国させるために密輸団のメンバーらは、「イマーム・レザー廟への参詣」を口実にしていたが、パスポートには彼女たちがムスリムであることを示す記述はまったくなかったということも明らかとなった。残念ながら、入国管理の担当官らはこのことに注意を払っていなかった模様である。〔訳注:聖者廟のような神聖な場所は、「観光地」ではないことから、基本的に異教徒の入場は禁止されている。ただし入場を許される場合もある。〕

 逮捕された容疑者らは全員、捜査を継続するために司直の手に委ねられた。また逮捕された容疑者たちが麻薬や酒類の密輸を行っていた可能性について、現在警察の捜査が続行中である。

〔後略〕

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(翻訳者:斉藤正道)
(記事ID:11964)