米国で、アルメニア人ジェノサイド非難決議案、幕引きへ
2008年01月12日付 Yeni Safak 紙

ユダヤ系米国人の団体、名誉毀損阻止連盟(ADL)のアブラハム・フォックスマン代表は、米国でアルメニア人ジェノサイド非難決議案が問題から除外されたことと、自らも法案反対を継続してきたこと、そしてその姿勢を変えなかったと述べた。

アブドゥッラー・ギュル大統領は、ニューヨークのトルコハウスにて、米国ユダヤ人社会の代表者たちの訪問を受けた。会談でフォックスマン代表は、米国で1915年の出来事に関するアルメニア側の主張を盛り込んだ法案が議題にされなかったと述べ、次のように続けた。
「これはすでに問題からはずされました。この問題は私たちにとってはそもそも問題ではありません。(トルコと私たちの間に)この問題について完全に意見が一致しています。そして私達はこの法案反対を継続していきます。この問題は今や議会の議題からはずされており、この意味では問題とも言えません。法案に対する私たちの姿勢は変わっていませんし、今後も変わらないでしょう。私たちはこの問題に政治的にアプローチすることに反対です」

■軍事作戦は続く
CNNインターナショナルに答えたギュル大統領は、米国のブッシュ大統領がPKKテロとの闘争に非常に強く関与していること、そしてイラク北部に対する軍事作戦が今後も続くことを述べた。ギュル大統領は、ブッシュ大統領がトルコと共にPKKテロとの闘いにとても積極的な関与を表明していること、そしてホワイトハウスでの会談でブッシュ大統領が同じ方向での表明をもう一度繰り返したことに大変満足していると述べた。

■アフスカ・トルコ人から援助の要請
ギュル大統領は、米国で1万2千人を数えるアフスカ・トルコ人の代表団の訪問を受けた。団長のティアンシャン・マルトオール氏は訪問の際、ギュル大統領に自由の女神のミニアチュール(細密画)を送った。

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参考:メスフ人(メスへティア・トルコ人/アフスカ・トルコ人)と故地帰還問題

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:12867 )