若年夫婦の半数、結婚生活4年目に達する前にピリオド
2008年01月14日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】今年度最初の9ヶ月間で、離婚率は6ポイント上昇したが、より重要なのは1386年〔2007/8年〕に記録された離婚総件数のうち結婚生活4年未満の夫婦が約48パーセントを占めているとの事実である。また世代別で見ると、女性で20~24歳、男性で25~29歳の離婚が、それぞれ最も多いという。

 戸籍登録庁の法律・身分証担当次官によって発表されたこの統計は、結婚生活の最初の数年間で夫婦生活に破綻の危機が訪れる傾向を如実に示すものとなっている。

 国家青年庁の調査・研究担当副長官のモハンマド・エスハーギー氏もまた、この離婚統計を別の角度から「昨年成立した離婚のうち72パーセントは、夫婦の結婚生活期間が10年に届かなかった」と指摘する。

 モハンマド・エスハーギー氏は次のように続ける。「さまざまな調査によって、イラン暦1385年〔西暦2006年3月~2007年3月〕に成立した離婚総件数のうち、婚姻期間が1年未満だったのは15.2パーセント、2年未満は28.9パーセント、3年未満は39.4パーセント、4年未満は47.2パーセント、そして10年未満は72パーセントであったことが分かった」。

 同氏はその上で、メフル通信に対して「これらの数字から、離婚数のうち約4分の3は婚姻生活が10年未満である夫婦によるものだと言うことが出来よう」と述べている。

 エスハーギー氏は離婚の主な要因として、都市社会の無秩序な発展・拡大、社会生活における文化的側面の弱体化、教育の普及、殊に女性の読み書き能力・教育レベルの上昇、都市化と生活の便利さの向上、〔個人生活に対する〕期待値の上昇、女性に対する法的保護の拡大、そして若年層における学歴と収入のアンバランスさ、などを挙げている。

 同氏によれば、昔は読み書きが全く出来ない、若しくは少ししか出来ない女性の割合が多く、大抵は若いうちに結婚し、同時に女性の出産回数も多かったために、女性たちは生活上の諸々の問題で妥協をし、結果的にこのことが離婚をきわめて限られたものにしていたと言う。しかし現在では、一方で結婚生活における些細な問題・対立の発生が、他方で夫婦間における文化的・経済的・社会的不一致の存在が、離婚要求の増加につながっているのである。

〔後略〕

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( 翻訳者:中谷登紀子 )
( 記事ID:12943 )