ケルマーンシャーで降雨量が59%減少
2008年04月07日付 Jam-e Jam 紙


【ケルマーンシャー:バナフシェ・レザーイー、ジャーメ・ジャム特派員】中東地域、中でもイランにおける降雨量の減少は、農業、天然資源、大気汚染などの分野に特に影響を与えている。

 このような中、ケルマーンシャー州も降雨量が59.6%減少しており、雨不足がもたらす悪影響から免れないだろう。ここ数日、長期にわたって土ぼこりが堆積するという前代未聞の現象の結果、ケルマーンシャー州の人々の日常生活にも支障が生じている。

 ケルマーンシャー州気象局次長は、本紙記者のインタビューでこの現象の原因について次のように述べる。「近年の中東地域での降雨量の減少は漸進的な砂漠化をもたらしており、急速に森や草原が失われている」。

〔中略〕

 農業ジハード庁の農業局長も、農業従事者に対して降雨量の減少について警告し、以下のように述べている。「農地への灌漑の方法を改良することが、農業年である今年、雨不足対策の一つである」。

 同局長は、農業従事者らに以下のように勧めている。「農地への灌漑方法を改良し、土壌の湿度に注意を払うことで、農業分野での水不足を可能な限り改善させる必要がある」。

 ケルマーンシャー州天然資源庁土地問題担当次官も、本紙との独占インタビューにおいて、自然環境における森や草原の減少や季節性の湧き水の枯渇、地下水の減少、森の木々への被害発生、そして牧草の減少について明らかにし、次のように付け加えている。「降雨量の減少は畜産家や農業従事者らに直接的な影響を及ぼしており、その結果として、肉や乳製品の価格上昇が起きている」。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:13600 )