イラク・クルド地区での国境旅客ターミナル建設、始まる
2008年04月17日付 Iran 紙

【政治部】イラン・イラク経済協力本部書記は、イランの東アゼルバイジャン州とイラク・クルド地区の間に位置するタマルチーンの国境旅客ターミナル建設プロジェクトの起工式において、次のように述べた。
「タマルチーンとハージ・イムラーンの税関の正式な開通によって、同地域、および、両国の長年の悲願が実現することになる。」


ダーナーイーファル書記は、イラクのバース党体制崩壊ののち、イラン・イラク両国の相互協力が拡大し、さらに今後、イラン大統領をトップとする、協力プロジェクト特別本部が創設されるであろうことに触れ、こう述べた。
「イラン政府は、両国の関係拡大と友好関係強化のため、タマルチーン国境の正式な開通を最大限に生かし、両国国境の拡大・発展に努めていく。」

また、ダーナーイーファル書記は、イラン・イスラーム共和国には、イラク・クルド地区において新たなプロジェクトを開始する用意があると発言した。同書記は、イラン側のマハーバードからイラクのスーラーンへの送電プロジェクトについて述べ、以下のように説明した。「同プロジェクトにより、イラク北部への100メガワットの電力の送電に必要な準備が整うであろう。」

さらに、ダーナーイーファル書記は、イラクに対し、ハージ・イムラーンからディヤーナーへの幹線道路建設のため、10億ドルの借款を提供する用意があると伝えた。また、同書記は、イランは、クルド地区の人々が必要とする燃料および石油製品を提供する準備があると述べた。

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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:13631 )