裕福な男性らをゆすっていた一味を逮捕:破廉恥なビデオをネタに
2008年04月08日付 Jam-e Jam 紙

女をエサにして裕福な男性たちのビデオを撮影、それをネタに恐喝行為を働いていた一味が、ホラーサーン・ラザヴィー州の刑事警察の捜査官らによって逮捕された。

 ホラーサーン・ラザヴィー州刑事警察長官のマーシャーッラー・サーデギー大佐は、この事件についてジャーメ・ジャム紙に次のように語った。「数日前、ある人物が告訴状を手にマシュハド刑事警察を訪れ、訴状を提出した。それによると、その2日前、しばらく前に妻と別れた彼のもとにある人物が訪れ、あるCDを手渡したという。そこには、彼が一時婚をした女性との間にもった婚姻関係の様子が撮されていた。その人物はその上で、5千万トマーン〔約550万円〕を支払わなければ、このビデオをバラまくと男性を恐喝した」。

 サーデギー大佐はさらに次のように続けた。「告訴を行った男性と訴状について調査した結果、捜査官らは女一人を含む4名からなる犯行グループを特定し逮捕、彼らへの取り調べを開始した」。

 エサ

 容疑者に対する取り調べの中で明らかとなったのは、彼らが富裕層の人物を調べ上げた上で、若い女をエサにして富裕層の人物に接近、これらの人々を誘惑して家に連れ込み、ビデオを撮影した上でゆすりを行っていたことだった。

 サーデギー大佐は次のように言う。「さらに取り調べを進めた結果、この犯行グループのリーダーはアブドル・ジャヴァードという名であることが判明、同容疑者を逮捕し自宅を捜索したところ、裕福な人物の姿が撮されたCDを複数発見した」。

 このグループのメンバーらはこれまでのところ、同様の手口で裕福な男性ら複数名を恐喝してきたことを自供している。容疑者への取り調べは今後も続けられる見通し。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:13651 )