ベフヌードへのキサース刑、延期へ:司法権長が決定
2008年05月07日付 E'temad-e Melli 紙

ベフヌード・ショジャーイーに対するキサース刑〔同害報復刑=ここでは死刑〕が、司法権長の判断により1ヶ月延期された。この決定が下されたのは、彼がエヴィーン刑務所構内の処刑台に向かう1日前のことであった。

 昨日〔5月6日〕の正午、テヘラン刑事検察庁判決執行局の関係者や被告の2人の弁護士、事件の被害者遺族が住む地域にあるバギーヤトッラー・モスクの礼拝導師ならびに関係者たち、そして映画や舞台、テレビで活躍するアーティストなど、ベフヌード・ショジャーイーへのキサース刑の中止を求める人たちの努力の結果、ついに司法権長は同刑を1ヶ月延期することとした。この1ヶ月の間にベフヌードの父親ならびに弁護士らが被害者遺族の同意を得ることができれば、ベフヌードをキサース刑から永遠に解放することができる。

 ベフヌードは、1384年モルダード月27日〔2005年8月18日〕23時に発生した事件で、アフサーンという名の19歳の若者を、喧嘩の末殺害した罪に問われている。ベフヌードは犯行当時17歳にすぎなかったが、事件後テヘラン州刑事裁判所で行われた裁判の結果、事件を審理した裁判官よりキサース刑が下されていた。

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( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:13777 )