シーラーズで起きた爆発事故、爆破事件と断定:首謀者ら、逮捕される
2008年05月10日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】200人以上の死傷者を出したシーラーズの「ラフプーヤーネ・ヴェサール」協会のホセイニーイェ「セイエドッ・ショハダー」での爆発事故から数週間後、情報相はついにこの爆発の原因は故意による爆破であったと発表し、この惨事の首謀者の一部を逮捕したと伝えた。

 ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー情報相は、「捜査の結果5~6人が逮捕された。国外の組織との橋渡し役を務めているとされる事件の首謀者は、マーザンダラーンで逮捕された」と語った。メフル通信の報道によると、エジェイー氏はシーラーズ空港で記者らに対し、さらに「国外の組織とのつなぎ役であったこの首謀者は、国外逃亡を企てていたところを諜報部員の努力で逮捕された」と述べた。

 情報相は「逮捕者らからは、武器類や爆薬、シアン化物などが押収された」とし、また「この犯行グループは、他の犯行も計画し実行しようとしていた」とも述べ、その上で「同グループは数年前から欧米諸国、特にアメリカやイギリスと関係をもちつつ活動していた」と続けた。

 モフセニー=エジェイー氏は、これまで情報の公開を控えてきた理由について、手に入れた情報が失われ、爆破事件の首謀者たちが逃亡する可能性があったからだとした上で、「これらの犯人たちはシーラーズのホセイニーイェ「セイエドッ・ショハダー」での事件後、さらに別の場所でもテロ行為を計画していた」と指摘した。

 他方、内相も爆破事件で亡くなった殉教者たちの家族に対し、「シーラーズでの爆破事件は破壊活動であり、王党主義という名の偉大なイラン国民の敵ども、神に呪われし者どもの陰謀である」と述べた。

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:13816 )