イラン各地で計画的停電、開始される
2008年06月21日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】電力生産送電(TAVANIR)社は昨日、国内各地で定期的に停電を実施する計画を、本日イラン暦ティール月1日(西暦6月21日)より開始すると発表した。

 本紙記者の報道によると、各州・各都市別の一週間の停電のスケジュールを記した表が各電力配給会社から発表され、地域のメディアを通して市民に通知される予定である。

 このスケジュール表は週別の形になる予定で、市民は自宅の住所をこの表で確認し、停電時間を把握することで、必要な対策をとることができる。

 この表によると、大都市の各地区では一日に最大4時間、二回に分けて二時間ずつ停電が起こる予定だが、一部の州ではこれよりも短い時間・回数ですむ可能性もある。

 TAVANIR社代表取締役モハンマド・アリー・ヴァフダティー氏は、このことに関してメフル通信に対し、「国民が停電予定表に沿って適切な計画を立てることができるよう、国民の要望に従い、今回停電のタイムスケジュールが公表される運びとなった」と語った。

 また、テヘラン州の地域電力会社の発表によると、水力発電所の貯水不足が原因で発電能力が低下しているため、今回の停電計画は不可避であり、停電計画の実施ならびに発表方法については、テヘランとゴムの両電力配給会社が調整した上で、対応が策定されたとのことである。

〔後略〕

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:14166 )