タブリーズのバーザール、世界遺産に?:東アゼルバイジャンの歴史的教会群の世界遺産登録に続き
2008年07月24日付 Jam-e Jam 紙

【タブリーズ:ジャーメ・ジャム紙記者】歴史的・文化的価値を有する東アゼルバイジャンの教会群が世界遺産に登録された。

 東アゼルバイジャン州文化遺産・手工業・観光庁のトラーブ・モハンマディー長官は、記者団に対して次のように述べた。「聖ステファヌス教会、聖マリア教会群、ジョルファー県の教会群が世界遺産に登録された。これは国際的な水準において東アゼルバイジャンが有している高い可能性を示すものだ」。

 彼は次のように付け加えた。「これ以前にも、ラシードッディーンのワクフ文書『ラブエ・ラシーディー』が《世界の記憶》に登録されており、教会群とこのワクフ文書が世界的な遺産として登録されたことを記念する盛大な祝典が近く開催される」。

 モハンマディー氏は続けて、現在タブリーズのバーザールを世界遺産に登録するための準備をしているところだと発表し、次のように述べた。「タブリーズのバーザールは屋根のあるバーザールとしては世界最大であり、〔建設された〕当初の価値を98%まで保っており、世界遺産登録にふさわしい候補地である」。

 同氏によれば、この文化遺産は十中八九、今年のシャフリーヴァル月〔8月22日~9月21日〕にも世界遺産に登録される見込みであるという。

 彼はさらに、「我々はさらに、タブリーズのマスジェデ・キャブード〔青のモスク〕も世界遺産のリストに加えることを狙っている」と意気込みを語っている。

 東アゼルバイジャン文化遺産庁長官は〔ガージャール朝のシャーによる〕立憲制の詔勅発布の記念日が近づきつつあることに言及し、以下のように述べた。「モルダード月12日〔8月2日〕、文化遺産庁の協力のもと、アーザード大学により立憲制シンポジウムが開会され、モルダード月14日〔8月4日〕にはタブリーズの『立憲制の館』で閉会する予定だ」。

 彼はまた、「アゼルバイジャンはイランの頭」のスローガンの下、モルダード月12日をアゼルバイジャン観光デーと名づけている。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:14438 )