ボリビア大統領、ハーメネイー最高指導者と会談
2008年09月02日付 Jam-e Jam 紙


アーヤトッラー・ハーメネイー・イスラーム革命最高指導者は昨夕、ボリビアのエボ・モラレス大統領とその随行団と会談し、その中でボリビア人民が最近の国民投票〔8月10日〕でより力強くモラレス氏を再任したことに触れ、同大統領に向けて次のように語った。「あなたの人民精神、貧困層への配慮・関心、そして人民に奉仕しようとする努力、これらは極めて貴重な精神である。このような精神こそ、諸国民の尊厳を高めることにつながる」。

 ハーメネイー最高指導者は、ボリビアでのここ数年間の出来事は、すべての気高き国民・国家にとって、実にすがすがしいと強調した上で、「ラテン・アメリカ地域の諸国民の覚醒と、自らの権利を回復しようとする彼らの決意は、一つの祝福されるべき出来事である。権力者どもにとっては間違いなく、不愉快なことであろうが」と付け加えた。

 最高指導者はまた、「強権的な列強は間違いなく、あなたに圧力をかけようとするだろう。なぜなら、彼らは〔ボリビア人民の権利回復へ向けた〕このような精神に反対しているからだ。しかしこのような圧力への抵抗こそ、神に依拠にしたよき精神なのであり、勝利をもたらすものなのだ」と力説した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー最高指導者はまた、モラレス氏がテヘランで行う話し合いによって、両国関係のさらなる発展がもたらされることに期待を表明した。

 マフムード・アフマディーネジャード大統領も同席したこの会談の中で、モラレス大統領はイスラーム革命最高指導者と面会できたことに深甚なる喜びを表明した上で、ボリビアをはじめとするラテン・アメリカ諸国の諸国民の覚醒は、帝国主義支配からの同地域の解放のプロセスの始まりとなるとの認識を示した上で、「ラテン・アメリカにおける文化的・社会的・政治的変容は、日々拡大を続けており、後戻りはできない」と語った。

 同大統領はまた、イラン国民の進歩と経験がボリビアの発展・進歩に裨益することに期待を表明した。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:14635 )