サファヴィー顧問「ペルシア湾の防衛は革命防衛隊の任務」
2008年09月17日付 E'temad-e Melli 紙

ハーメネイー最高指導者兼全軍総司令官軍事問題担当上級補佐官・顧問のサファヴィー氏は、「ペルシア湾防衛の任務はイスラーム革命防衛隊海軍に任されている」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によると、セイエド・ヤフヤー・サファヴィー少将はその上で、「最新の決定により、オマーン海ならびにカスピ海の防衛については、イラン・イスラーム共和国軍が担っている」とも付け加えた。

 「アメリカはこの決定を知るや、自国の艦船に対して、『ペルシア湾の防衛は革命防衛隊の任務になった以上、今後イランの船舶に近づいてはならない。外国の艦船と対峙しても、決して道を譲るような部隊ではないから』と注意を喚起したそうだ」。

 サファヴィー補佐官・顧問はこのように述べ、さらに次のように強調した。「イスラーム革命防衛隊の保有するミサイルは、ペルシア湾全域をカバーすることができる。いかなる艦船も、われわれの射程圏内から逃れて、ペルシア湾を航行することはできない」。

 同補佐官・顧問はその上で、「ミサイルや空軍部隊、海軍部隊、さらには水中ミサイルなどの国防装備を完備した我が軍には、ホルモズ海峡をコントロールする力がある」とし、さらに「革命防衛隊であれ、国軍であれ、1100万人のバスィージ民兵であれ、イラン・イスラーム共和国の軍隊はあらゆる種類の侵略に対抗する準備を完璧に整えた状態にある」と力説した。

 サファヴィー少将はシオニスト体制の脅威、ならびに同体制がイランを攻撃する可能性については、「シオニスト体制には、大きな戦争を始めるだけの政治的・経済的・社会的能力はない」と指摘、さらにアメリカの脅威については次のように語った。「このような場合〔=イスラエルがイランを攻撃した場合?〕、地域に駐留する20万人の米兵は深刻な危険に晒されることになろう。また、アフガニスタンやイラク、そしてグルジアでの紛争に巻き込まれているアメリカには、第四の戦線にかかずらうことなど絶対にないだろう」。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:14766 )