ウルミエ湖横断橋、ついに開通
2008年11月18日付 Jam-e Jam 紙


【経済部】第一期ウルミエ湖シャヒード・キャランタリー橋が、計画以来30年の歳月を経てついに、大統領出席のもと開通した。

 中央報道局の報道によると、全長1709mのこの橋はタブリーズ=ウルミエ間の距離を245kmから120kmに縮める効果がある。世界で第二の塩湖であるウルミエ湖にかけられたウルミエ湖横断橋は、「ウルミエ=タブリーズ高速道路」の一部をなしている。

 シャヒード・キャランタリー橋はイランで建設された橋としては最長であり、ウルミエ湖上を1276mにわたり走っている。〔‥‥〕この橋は1384年〔2005/6年〕までにおよそ25%分の工事が終了していた。この横断橋の第二路線も88年末〔2010年3月下旬〕までに完成の予定である。

 大統領は、ウルミエ湖横断橋開通式典でこの橋の特徴についてふれながら、「海の中心部を横断するような橋の建設は、技術者にとって初めての経験だ。われわれはこれまで、海を横断するようなプロジェクトに着手したことはなかった」と述べた。

〔中略〕

 アフマディーネジャード大統領はウルミエ湖横断橋建設計画の特徴として、古くからの〔国民の〕夢を成し遂げるものであること、様々な階層の人々が建設工事に協力したこと、そしてイラン人技術者たちが建設計画の立案や技術革新に率先して取り組んだことなどをあげ、「外国の専門家らですら、着工の段階でこの橋の建設は不可能であるとして白旗を揚げていたが、国内の専門家らは可能であるとして、神を信頼し〔てこの難事業を成し遂げ〕た。今や、この技術はわれわれイランだけのものだ」と述べた。

 大統領はさらに、「我々はイラン人の思想と努力によって、イランを建設しなければならない。この目標を達成することは十分可能だ。《われわれにはできる》のだ」と述べた。
〔※訳注:「われわれにはできる」はアフマディーネジャード大統領のスローガンの一つ〕

〔中略〕

 大統領の提案と、東西アゼルバイジャン州ならびにウルミエ湖周辺住民の忍耐に感謝し、同高速道路は来年のノウルーズ〔新年=2009年3月21日〕まで無料で利用することができる。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:15181 )