射程距離40キロメートルの最新型空対空ミサイルの発射実験、行われる
2008年12月02日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】国軍の海軍部隊総司令官は海上軍事演習「統一87」が本日火曜日より、オマーン海チャーバハール第3海上管区で始まると発表した。

 ファールス通信の報道によると、国軍海軍部隊総司令官のハビーボッラー・サイヤーリー海軍准将はこのように述べた上で、「今回の6日間にわたる演習には、60隻以上の駆逐艦やミサイル発射小型艦船、軽量級ならびに重量級潜水艦、さらには海上特別高速作戦部隊、対海上・対海面下攻撃ヘリコプター、戦術無人航空機などが空軍部隊の戦闘機とともに参加する予定だ」と詳細を明らかにした。

 同総司令官はこの演習の目的として、脅威に対する参加部隊の戦闘準備を高めること、部隊の抑止能力を向上させること、そして最後に我が国の国防産業が開発した最新の武器や装備を試験運用することなどを挙げた。

 サイヤーリー海軍司令官はまた、今回の演習は4段階に分けて行われ、演習範囲は5万平方マイルに及ぶとした上で、「イラン国内産業が開発した武器や装備、システムなどの最新の成果を広範囲に運用・活用することが、海上軍事演習『統一87』のこれまでにない特徴の一つである」と指摘した。

射程距離40キロメートルの最新型空対空ミサイルの発射実験、実施される

 他方、国軍空軍部隊の総司令官は最新型の空対空熱〔探知〕ミサイルの発射〔実験〕が行われたことに触れた上で、「このミサイルの射程距離を100キロメートルにまで伸ばすための計画が、現在進行中だ」と語った。

 ハサン・シャーサフィー空軍准将はこのことについて、次のように述べた。「この空対空ミサイルの発射実験は、先に国軍空軍部隊がイラン北西部で行った演習の中で〔‥‥〕実施され、月曜日(昨日)にはホットテスト〔実戦的な試験?〕が行われた」。

 国軍空軍部隊総司令官は、同部隊が新たな装備の生産自給に向けて続けている努力に触れて、「このミサイルの製造の全過程は国軍空軍部隊の専門家らが担った。現在同ミサイルの射程距離は40キロメートルだが、それを100キロメートルにまでのばす計画が進行中だ」と述べた。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15253 )