革命防衛隊総司令官、イスラエルのスパイ組織のメンバー逮捕を発表
2008年11月25日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】シオニズム体制のスパイ、アリー・アシュタリーの処刑が発表されて2日後、今度はイスラエルのスパイ組織が発見され、複数の構成員が革命防衛隊情報治安部隊によって逮捕されたことを、イスラーム革命防衛隊総司令官が明らかにした。

 中央報道局の報道によると、イスラーム革命防衛隊総司令官のモハンマド・アリー・ジャアファリー少将は、革命防衛隊の使命とは体制や革命、そして革命防衛隊に対する陰謀や脅威に対抗することであるとした上で、次のように述べた。「最近、革命防衛隊の保安情報機関の尽力によって、主にわが国の軍組織と接触してスパイ行為を働いていた組織が発見された。足取り調査と広範な諜報活動によって、この組織はスパイ機関モサドに属していることが明らかになり、作戦を遂行した結果ついに、同組織の全構成員が拘束された」。

 ジャアファリー少将はこのスパイ組織の目標及び活動について、「この組織はわが国の核施設に関する情報や、革命防衛隊、軍司令官、さらには文人や軍人らに関する機密資料を収集し、それらをシオニスト体制に手渡すことで、自らの悪しき思惑を全国レベルで実行しようと企てていた」と付け加えた

 イスラーム革命防衛隊総司令官はさらに、「同組織の壊滅により、モサドに関連した複雑かつ最新の連絡システムや、〔身分等を〕偽装するための近代装備が発見・押収された」と指摘した。

 ジャアファリー少将はまた、「逮捕者の自供によると、この組織の構成員らはイスラエルで爆弾やテロに関する専門の訓練期間を経たのち、モサドの財政支援を受けて、車両やさまざまな装備品を買い込んでいた」と述べた。

 同総司令官はその上で、「革命防衛隊治安情報部隊によるタイムリーかつ称賛すべきあっぱれな行動のお陰で、諜報機関モサドには甚大で壊滅的なダメージが加えられた。イスラーム革命とイラン国民の敵が得たのは、汚辱と敗北以外何もない」と語った。

〔後略〕

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:15321 )