原理派内からアフマディーネジャード批判が噴出:「イマームと最高指導者の路線を支持する戦線」と大統領の会合の中身が明らかに(その2)
2009年02月23日付 E'temad-e Melli 紙

「原理派内からアフマディーネジャード批判が噴出(その1)」のつづき

 このようにガフーリーファルドが先週行われた原理主義者らとアフマディーネジャードとの会合の詳細について説明していたところ、技術者イスラーム協会の会合に出席していたある出席者から、次のような質問が飛び出した。「なぜ交代させられた大臣のイスに、もっと有能な人物を後任として据えようとしないんだ?実際、後任の方が前任よりも能力が低いケースもあるじゃないか」。

 これに対しガフーリーファルドは、「アフマディーネジャード氏に訊いてくれたまえ。ここで私が申し上げているのは、会合の報告だ。この会合は2時間半にわたり行われ、アフマディーネジャード氏もわれわれの質問に辛抱強く答えてくれた。そのうち約1時間15分、われわれの同志たちが話をした」とだけ回答した。

 技術者イスラーム協会中央評議会の委員を務めるモルタザー・ナバヴィーも先の大統領との会合に出席した人物の一人だ。彼は、この会合で提起された閣僚の交代とその後任をめぐる議論について、次のように明らかにした。
あの会合で同志たちは、アフマディーネジャード氏に対して閣僚の交代に対する自らの見解をぶつけた。これに対しアフマディーネジャード氏は、交代させられた閣僚たちは〔大統領の方針と〕協調的でなかった、それゆえ交代させたのだとの見方を示した。しかし果たして後任の人物が前任よりも有能であったかどうかについては、政府と同志たちとの間には見解の相違があるようだ。

私やその他の同志たちが考えているのは、というよりむしろ、私たちが期待しているのは、原理主義者たちの能力をもっと活用してほしい、ということだ。実際、政権が現に活用している以上のキャパシティーが、原理派にはあるのだ。もし〔政権と原理派が〕もっと協調・協力すれば、政府の能力はもっと上がり、弱点を強みに変えることも可能なのだ。

 ナバヴィーは「われわれは外交政策における大統領の立場を支持している。大統領の立場・施策は、体制の強化につながったからだ」としつつ、次のように語った。「われわれ国民の力は大きくアップした。しかし、われわれのこのような力に対して、敵は困難な問題をわれわれの前に突きつけてきた。制裁は厳しさを増している。実際、大いなる力を獲得することには犠牲も伴ったのだ。もちろん、犠牲を最小限にとどめることにも全力が注がれてきた」。

 技術者イスラーム協会中央評議会委員であると同時に、《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》書記も務めるゴラーム・ホセイン・アミーリーも、会合の中でアフマディーネジャードに対して出された批判の声を紹介している。彼は「我が国には問題が存在するが、その一部は世界的なものであり、別の一部は国内的なものだ」と述べた上で、次のように続けた。「問題の解決のために、われわれには国民的決意というものが必要だ。強力な政府こそが国を前進させることができる」。

 アミーリーはまた、「政府の実績を検討すると、良い点と同時に、弱点もあることが分かる。われわれにはこの弱点をきちんと調べる義務がある」とし、「われわれはこの会合で、われわれが考えるところの問題について、アフマディーネジャード氏に伝えた。アフマディーネジャード大統領は会合の中で、われわれの疑問に誠実に答えた」と述べた上で、次のように続けた。
大統領は会議の中で、発言の許可を人に与えたがらないと言われているが、会合ではそれとは反対に、われわれに発言の許可を与えてくれた。実際、われわれは1時間半にわたって、自らの意見を大統領に伝えた。

われわれは、〔原理派の〕諸政党と話し合いをしたがらないと言われていることについて、大統領に〔苦言を〕申し上げた。それに対して大統領は、われわれに『私は調整評議会の設立に多くの時間を費やした。要求がましい政党、〔ポストなどの〕分け前を要求してくる政党に対しては、私としても言いたいことがある。しかし国の問題を解決するためのプログラムをもっている政党、自らの責務をきちんと認識している政党に対しては、私としても歓迎するし、支持もする』と述べた。

 アミーリーはまた、アフマディーネジャード大統領がこの会合で、「重要なのはわれわれが世界に対してきちんとしたメッセージを示すことだ」と述べたことも明らかにした。

 アミーリーはさらに、次のように述べた。「会合では《憲法第44条》〔国営企業の民営化に関する議論のこと〕や《ビジョン》〔ハーメネイー最高指導者が定めた長期目標「イラン20年ビジョン」のこと〕についても、われわれは議論した。大統領は《ビジョン》については、良い方向に物事が運んでいるとの見方を示した。もちろん、大統領も政府に問題がないわけではないということを認めていた」。

 アミーリーはまた、「第10政権は、第9政権よりも強力な政権でなければならない」と強調した上で、次のように語った。「原理派には良質な勢力が存在する。われわれはこのキャパシティを活用しなければならない。彼らに活躍の場を与えるべきだ。彼らの行政能力や経験を活用しなければならない。これは、人物の登用においてきちんと考慮されるべき事柄だ。原理派の傘下にある原理主義勢力の全能力を活用することが重要なのだ」。

〔つづく‥‥〕


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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:15880 )