昨年のチャハール・シャンベ・スーリー、近年で事故件数最少
2009年03月28日付 Iran 紙

テヘラン消防庁広報局長は、人的・物的被害件数の減少といった観点から見た場合、昨年末の水曜日〔3月17日火曜日の日没からの1日間〕は近年でも稀に見る水曜日であったと述べた。

 ベフルーズ・タシャッコル局長によると、数々の措置が講じられ、また市民の多くもチャハール・シャンベ・スーリーを行うに際しての信仰上の原則をわきまえたことから、この行事に起因する事故や被害の件数は過去数年に比べて著しく減少し、テヘランでの事故件数は135件にとどまったとのことである。

 なかには、ある団地の駐車場の屋根が崩れ落ち、消防隊員が負傷した父子を病院に搬送するという事故も起きた〔が、総体的には事故件数は減少傾向にある〕。

 〔‥‥〕テヘランで起きたチャハール・シャンベ・スーリーの事故件数は、83年〔西暦2005年〕で273件、84年〔2006年〕で293件だったが、85年〔2007年〕には198件、86年〔2008年〕には150件にまで減少していた。

 またテヘラン救急センターの広報局長によると、チャハール・シャンベ・スーリーに起因する事故で負傷した人の数は、テヘランで92名にのぼったとのことである。「負傷した人の一部は、シャヒード・モタッハリー事故火災病院を初めとする治療センターに搬送され、残りは救急センターで応急措置が施された」という。

 他方、治安維持軍作戦担当次官は、昨年末の火曜日の夜に警察によって逮捕された人の数は、全国で2000名にのぼったことを明らかにした。

 サージェディーニヤー司令官はこう述べた上で、「今年〔=2009年3月〕逮捕された人の数は昨年〔=2008年3月〕に比べて2割減少した。逮捕者の多くは誓約書を提出して釈放されたが、一部は送検された」と語った。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16126 )