「社会的規律計画」、開始される:堕落集団・窃盗犯らが検挙
2009年05月02日付 Jam-e Jam 紙


【事件部】首都テヘラン警察長官は、社会的規律計画がテヘランの第12区〔※テヘランの中央部に位置〕で実施されたことに触れ、同計画の実施によって重要な成果がもたらされたとの見方を示した。

 首都テヘラン治安維持軍長官のアズィーゾッラー・ラジャブザーデ准将は、テヘラン第12区で社会的規律計画が実施されたことに言及した上で、ジャーメ・ジャム紙に次のように述べた。「計画実施に先立ち、三つの分署(第116分署、第109分署、第113分署)が管轄する地区のなかでも汚染の目立つ重要地域の特定が、情報収集チームによって行われた。そして同計画が抱える問題点を精査した上で、往来の秩序を確保する目的で、車や往来人の通行の管理や麻薬常習者・浮浪者の摘発、季節労働者やバーザール地区で荷物の運搬を行っている肉体労働者たちの規制、及び人気のない荒廃した建物の確認作業が行われた。これらの任務は、交通警察、捜査警察、治安警察、犯罪予防警察、及び麻薬取り締まり警察の各警察の捜査官らが担った」。

二つの堕落集団の構成員らが摘発

 ラジャブザーデ准将は、さらに次のように続けた。「木曜日の午前に始まったこの作戦では、大きな成果が収められた。例えば、二つの堕落集団を特定・摘発し、滞在許可のない外国人多数を検挙、またアルコール飲料を製造するために用いられた大量のエタノールを差し押さえた」。

 同准将はまた、「捜査警察はタイヤやカーステレオといった盗難品多数を発見し、また複数のヤクの売人を摘発、多量の覚せい剤を発見したことも、今回の作戦の最初の成果として挙げられる」と述べた。

悪魔崇拝のマークのついた装飾品多数を発見

 首都テヘラン警察長官はまた、次のように明かした。「治安警察情報収集チームが事前に特定していた一部の店舗を捜索したところ、迷信崇拝、特に悪魔崇拝に関わるシンボルマークや紋章〔のついたアクセサリなど〕2万点が、悪魔崇拝集団に関連する服などとともに発見された。これらのシンボルマークや紋章〔のついたアクセサリ〕は極めて安価で青少年に提供されており、このような逸脱した製品を販売した業者らの逮捕に踏み切った。彼らに対する捜査はすでに始まっている」。

 ラジャブザーデ長官はその上で、「この計画は、テヘランに全般的な秩序が確立されるまで、今後も続けられる。現在実施されている地域で計画が軌道に乗り次第、他のテヘラン各地でも実施される予定だ」と強調した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:16365 )