ガス輸出国フォーラムの閣僚級会合、6月下旬にも開催へ
2009年05月10日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】ガス輸出国フォーラム(GECF)のイラン代表は、2009年の下半期(ティール月10日〔=7月1日〕以降)にも 同フォーラムの正式な活動が始まるだろうと述べた。

 セイエド・モハンマド・アリー・ハティビー代表は中央情報局との会見で、「ガス輸出国フォーラムの閣僚級会合が西暦の6月下旬(今年のティール月の上旬)にドーハのカタールで開かれる」と述べた。

 同氏はその上で、「ガス輸出フォーラムの実務者委員会も閣僚級会合の2週間前(ホルダード月中旬〔=6月上旬〕)に開催される」と付け加えた。

 同氏は、ガス輸出国フォーラムの事務局長の選出は、同フォーラム加盟各国による今後の閣僚会合での決定に委ねられていると述べ、「事務局長の選出とともに、ガス輸出国フォーラムの実際的な活動が開始される予定だ」と続けた。

 ハティビー代表は、イランもまたガス輸出国フォーラムの事務局長職の獲得に向けて候補者を擁立するつもりかとの質問に、「このことは石油相の見解次第である。石油相の見解がこのことについて前向きであれば、それに応じた行動をとることになるだろう」と答えた。

ホルダード月7日にもOPEC特別会合

 石油輸出国機構(OPEC)の特別会合がホルダード月7日(西暦5月28日)にオーストリアの首都ウィーンにある同機構本部で開かれる。

 OPECのイラン代表はこのように述べ、さらに「ホルダード月6日(5月27日)には、イラン・イスラーム共和国石油相を議長としたOPEC市場監視委員会がクエートとナイジェリアからの派遣団やウィーン駐在のOPEC事務局の出席のもと、開催される」。

 セイエド・モハンマド・アリー・ハティビー氏は、ホルダード月7日の会合はOPEC加盟各国の石油相らによる閣僚級会合となると述べつつ、「この会合では、世界の石油市場の状況を再検討し、これに関して必要な決定を採択する予定だ」と付け加えた。

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( 翻訳者:土橋多恵 )
( 記事ID:16492 )