ナイトパーティーを開いていた104名の悪魔崇拝者、逮捕される:シーラーズで
2009年05月27日付 Jam-e Jam 紙


【事件部】神の力ではなく悪魔の力を受け容れ、反宗教的行動を広め、善の代わりに悪を礼賛し、自らを傷つけてはその血をすする‥‥。これは、革命防衛隊シーラーズ抵抗部司令官が語った、同市で逮捕されたある悪魔崇拝集団の姿である。

 イラン国営通信の報道によると、シーラーズで逮捕された悪魔崇拝集団のメンバーらが留置されている現場に、記者らは月曜日、足を踏み入れた。そこで記者らが目にしたのは斧、剣、ナイフ、ダガー、プラスチック製のボトル、そして各種楽器などであった。

 一部の逮捕者の体には、鳥の翼や自動車のマークなどの入れ墨が彫られていた。

 現場に同席した革命防衛隊シーラーズ抵抗部司令官は、記者らに「バスィージ情報局員は日曜日、悪魔崇拝集団のメンバーら104名が夜のパーティーを開いているところを逮捕した」と話した。

 アッバース・ハミーディー大佐は、次のように続ける。「シーラーズ革命防衛隊所属のバスィージ情報局員は約1年前から、外国人らに関係した一部グループやその主要メンバーの動きを継続的に調査し、彼らが〔集会を〕開く場所や彼らの行動を監視していた」。

 「局員らは昨晩、104名の悪魔崇拝集団のメンバーらがシーラーズで、あるパーティーを開き、不道徳な音楽のコンサートを催しているところを逮捕することに成功した」。

 ハミーディー大佐はこのように述べ、さらに「この集会は、シーラーズ近郊のある庭園の敷地内で開かれていた。悪魔崇拝者たちが行っていた儀式は、二台のカメラで撮影され、高速インターネットを通してライブ映像として全世界に配信されていた」と続けた。

 ハミーディー大佐は、逮捕されたのはみな男であったとした上で、「このパーティーからは、〔映像を撮影し、配信するための?〕電子システム、麻薬、反倫理的なプログラムを実施するための機材〔=楽器?〕が発見された」と述べ、さらに「これらの者たちは、アルコール飲料を口にし、規範を逸脱した行動に走り、自らを傷つけては自分の血をすするといった行為を行っていた」と語った。

 「そればかりか、これらの者どもは儀式の中で悪魔を崇めていた。さらに彼らは反倫理的なウェブサイトを立ち上げ、奇妙で常軌を逸した反文化的な服装や悪魔崇拝的なマークや紋章〔がかたどられたアクセサリ〕を社会に提供していた」。

 ハミーディー大佐はその上で、これらの者たちの主な目的は、偽りの魅力を伴った特別な心理的手法を用いることで、青少年をだますことにあると話した。

 「家族の皆さんには、子供たちをきちんと監督していただきたい。子供たちがどんな連中と交際しているのか、把握することが重要だ。敵は若者をだまし、自らの邪悪な目的のために利用しようと企んでいる」。

 ハミーディー大佐はこのように警告し、さらに「こういった集会が開かれている庭園や敷地の所有者たちは、〔パーティーの開催が発覚した場合〕司法との連携によって厳正な処分が下されるものと覚悟しておくがよい」と述べた。

 同大佐はまた、「敵は体制に対して多大な脅威を及ぼしている。中でも最も重要なものの一つが、《ソフトな脅威》であり、《文化的な対抗》である。敵のあらゆる脅威に対抗することこそ、バスィージ抵抗部隊の任務の一つである」と述べ、さらに「悪魔崇拝者たちは、イスラームの価値観に対抗しようと活動を行っている集団の一つに他ならない」と語った。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16561 )