「身の安全に気をつけろと警告してきた者がいた」:アフマディーネジャード大統領、熱狂的なタブリーズ市民の前で明らかに
2009年06月08日付 Iran 紙


アフマディーネジャード大統領は昨日タブリーズを訪問し、アーゼリー語〔※〕を母語とする人々の熱狂的な歓迎を受けた。
〔※トルコ語に近い言語。イランでは「トルコ語」と一般に呼ばれることが多い〕

 アフマディーネジャード大統領がタブリーズ入りすると、大統領は東アゼルバイジャン州の行政関係者や軍事・治安司令官、及び8年間にわたる「聖なる防衛」に従軍した元兵士・傷痍軍人らの歓迎を受けた。

 大統領はその後、タブリーズの熱狂的な群衆の前に現れ、「一部の者たちが自らとその友人・支持グループを革命のために奉仕させるのではなく、むしろ革命と国民を自らに奉仕させたことに、〔イランの抱える〕様々な困難の発端があるのだ」と語りかけた。

 「今日、われわれの使命はイランを建設することである。しかし《建設》〔※〕とは、イランにあっては正義にもとづくものでなければならない。国民の富と資産は、公正に全国民に分配されなければならない」。
〔※ラフサンジャーニー元大統領が1990年代に掲げたスローガン〕

 アフマディーネジャード大統領はこのように述べ、さらに「正義が確立されそうになると、一部の貪欲で利己的、傲慢な者たちは国民を侮辱してくる。国民の富が〔公正に〕分配されそうになると、彼らは国民を侮辱してくるのだ」と続け、「彼らはイラン国民の富を、一部の少数者のものとして占有しようとする。不労所得を貪り、利己的な振る舞いをして、自らのポケットを一杯にし、国民の大多数を貧困状態に押しとどめようとする」と指摘した。

 大統領は選挙に立候補している他の候補者たちとのテレビ討論会について触れ、「私はテレビ討論会で、一部の者の実名を挙げた。すると一部の者から、『なぜあなたはテレビで実名を公表したりするのか』との抗議の声が上がった」と明かした上で、「イマーム〔・ホメイニー〕、最高指導者、そして革命の思想においては、国民と革命に刃向かう者は、どれだけ強大であろうと、革命と国民によって排除されねばならないのだ」と指摘、「これは出過ぎた要求、力に物を言わせる態度、そして国庫の強奪はやめるよう求める、一つの警告である」と語った。

 大統領はさらに、「一部の者は国の財産や国庫を持ち出し、厚かましくも国民の目の前で、自分が受け継いできた権利であるなどとぬかしている。このようなことは、イラン国民にとって到底受け容れることのできないことだ」と明言した。

 アフマディーネジャード大統領は続けて、「一部から、『身の安全に気をつけろ』とのメッセージを戴いた。あなた方〔=アフマディーネジャードを脅迫してきた人々〕とのお約束をここで繰り返そう。神に誓って言う。あなた方が非難の刃をわれわれの喉もと、胸もとに突きつけようとも、われわれはイラン国民の利益を損なうようなお金は一銭たりとも、あなた方に差し出すつもりはない、あなた方のために一枚の契約書にも署名したりはしない、と」と述べ、さらに「今や、イラン国民は一つの家族、一つの手となって、力に物を言わせる権力者たちに立ち向かっている」と強調した。

イラン国民の抵抗こそ勝利の秘訣

 アフマディーネジャード大統領は米大統領がエジプトで行った発言に触れ、「米大統領のオバマ氏が、地域と世界を管理するためには偉大なるイラン政府の参加・関与が必要だと正直に公言したのも、イラン国民の抵抗のお陰である」と述べた。

 大統領は続けて、「イランは貧しい国などではない。もしイランの富と資源が正しく消費され、分配されるならば、人々の失業や住宅、貧困などの問題は速やかに解消するだろう」と指摘、第9政権の外交政策を擁護した上で、「もし大統領に再選されたならば、心にとめておいてほしい、私は力に物を言わせる列強に相対するあなた方の力と勇気の象徴となろう。そしてイラン国民の敵に対して、一歩も退くことはないだろう」と語った。

〔中略〕

アーゼリー語のコースを大学に設置する

 大統領は続けて、アゼルバイジャン人民の文化・文学・伝統はイラン国民とイスラーム革命、そして〔世界の〕気高き諸国民にとって、代え難き貴重な資産であるとした上で、「この地方の人々の勇気、男気、愛情と信仰心の深さは、革命とイラン国民の名誉の文化にとって尽きることのない資源であり続けている」と述べた。

 アフマディーネジャード大統領はまた、アーゼリー語について「世界でもっともすばらしく、もっとも完璧で、もっともポテンシャルを秘めた言語、それがアーゼリー語である。それはイラン国民の支えとなっている言語だ」と語った。

 大統領は、アゼルバイジャン地方で8年間勤務した経験があることに触れ、「この間、私はトルコ語・アーゼリー語というすばらしい言語を学んだ。トルコ語を母語とする兄弟姉妹たちと簡単に言葉を交わすことができることを、私は誇りに思っている」と述べ、さらにアーゼリー語はイラン国民の文化・文明の源の一つだと持ち上げた上で、「文化革命最高評議会で同僚たちに、この言語の保護・発展のために大学にアーゼリー語のコースを設置するよう求めるつもりだ」と語った。
〔※アフマディーネジャードのこの約束は、対立候補のムーサヴィーがトルコ系であることを意識したもの〕

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:16649 )