4候補者によるテレビ討論会後の最新の世論調査
2009年06月09日付 Jam-e Jam 紙

ジャーメ・ジャム・オンライン版

マフムード・アフマディーネジャードがメフディー・キャッルービー、及びミール・ホセイン・ムーサヴィーと行ったテレビ討論会後に実施された世論調査によると、アフマディーネジャードへの支持が拡大していることが分かった。

 4人の候補者、なかでもアフマディーネジャードがムーサヴィー及びキャッルービーと行った討論会を受け、ある信頼できる機関がテヘランで行った世論調査によると、回答した57.3%が投票に参加すると回答、そのうち47.5%がアフマディーネジャードに、39.9%がミール・ホセイン・ムーサヴィーに投票すると答えた。キャッルービー、及びレザーイーに投票すると答えた人の割合は、5%以下であった。

 全国規模で行われた別の世論調査によると、67%の回答者が選挙に参加すると答え、そのうち62.7%がアフマディーネジャードに、25.7%がミール・ホセイン・ムーサヴィーに投票すると回答した。

 「ヴァタン」紙〔※アフマディーネジャード側近のバズルパーシュが発行責任者を務めるアフマディーネジャード派の日刊紙「ヴァタネ・エムルーズ」紙のことと思われる〕はホルダード月19日〔6月9日〕火曜日、「マフムード・アフマディーネジャードがキャッルービー及びムーサヴィーと行った討論会後に行われた、信頼できる各種世論調査によると、アフマディーネジャードに投票すると回答した人の数が増加中であるのに対し、ミール・ホセイン・ムーサヴィーに投票すると回答した人の数は下落傾向にあることが分かった」と報じている。

 イラン国営放送調査センターがテヘラン市民を対象に3月17日〔西暦6月7日〕に行った世論調査によると、アフマディーネジャードに投票すると回答した人は47.5%に上昇したのに対し、ムーサヴィーに投票すると答えた人は39.9%に下落した。またテヘラン市民を対象として日曜日に行われたこの調査では、モフセン・レザーイーに投票すると回答した人は2.2%、キャッルービーは1.6%であった。またこの調査によると、投票者数・投票率ともに高いテヘランの南部〔比較的貧しい人が住む地域〕では、過半数がアフマディーネジャードを支持しているとのことだ。

 全国各州の中心都市やその他の主要都市を対象とした別の世論調査では、アフマディーネジャードに投票すると回答した人の数は、ミール・ホセイン・ムーサヴィーに投票すると回答した人の数の2倍に達していることも分かった。

 さらに農村・貧困地域を対象とした別の調査によると、アフマディーネジャードに投票すると回答した人の割合は前回の66%から75%に上昇、それに対してムーサヴィーに投票すると回答した人の割合は前回の15%から14%に減少している。このように、最新の世論調査によると有権者全体の33%を占める農村地域では、アフマディーネジャードに投票すると回答した人の割合は、ムーサヴィーの5倍に達している。

 さらにISPA(ミール・ホセイン・ムーサヴィーに近い世論調査機関)がテヘランの4地区で行った調査によると、アフマディーネジャードに投票すると回答した人の割合は43%であったのに対し、ムーサヴィーに投票すると回答した人の割合は38%であったという。またこの調査によると、選挙に参加すると回答したテヘラン市民の割合は3月16日〔西暦6月6日〕の時点で56%であったものが、翌17日には57%になったという。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16664 )