国内のショートメッセージ送信記録、塗り替えられる
2009年06月13日付 Jam-e Jam 紙

【経済部】第10期大統領選選挙日のちょうど前日、イラン国民は2億件のショートメッセージを送信し、一日当たりのショートメッセージ送信数の記録を更新した。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、大統領選の宣伝活動が始まり、ショートメッセージというメディアの役割が注目されるようになると、イラン国民は一日におよそ1億5千万件ものショートメッセージを送信、この流れを加速化させていった。そして大統領選の宣伝活動がほぼ終了した選挙当日の24時間前になると、携帯電話の利用者たちはこの手軽なメディアを使って、新たな記録を打ち立てた。

 この日、「第一携帯」の利用者3千万人が約1億1千万件、「イランセル」の利用者1400万人が約8500万件のショトメッセージを送信した。また推測では、およそ500万件のショートメッセージがその他の携帯事業者の利用者から送信されたと考えられる。

 こうしたショートメッセージ〔の送信数〕は全体で約30%増加し、主として携帯電話利用者自身によって送信されたものであった。ある情報筋によれば、今回の選挙期間中、組織的に送信されたショートメッセージは〔各候補者らの〕広報活動にそれほど大きな役割を果たさなかったという。

 国内の宣伝用ショートメッセージは現在、「第一携帯」と契約を結んだ民間企業3社によって送信されているが、これら企業のうちの一社からの情報では、今回の選挙では大統領選の宣伝用ショートメッセージによる収益はさほどあがらなかったとのことである。

 現在国内の携帯電話利用者数は5千万人にのぼり、全国規模で事業展開している携帯事業者2社と、地方規模の事業者3社がサービスを提供している。これらの事業者は、今回の大統領選の宣伝期間すべてを通して、ショートメッセージの送受信に関連したサービスを利用者に提供し、広報活動に効果的な役割を果たしていた。

 過去のジャーメ・ジャム紙の報道によると、ショートメッセージの送信による携帯事業者の一日当たりの収益はおよそ20億トマーン〔約2億円〕に達している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(ウェブサイト「フェイスブック」、フィルタリングされる)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16730 )