大統領支持派のメディア、複数の外国大使館を非難
2009年06月22日付 E'temad-e Melli 紙

政府支持派の各メディアは西側メディアの報道を引用し、テヘランにある複数の外国大使館が暴徒たちを匿ったとして、これら大使館への非難の声を強めている。

 ファールス通信はAP通信の記事を引用して、テヘランの一部の暴徒らが治安部隊による逮捕を逃れるために、複数の外国大使館に避難したと報じた。

 ファールス通信はさらに、テヘラン市民の目撃情報として、イギリスやフランス、オーストラリアの各国大使館が土曜日に発生したテヘランでの騒乱の際、逮捕を恐れて逃亡した暴徒やテロリストらを保護していたと報じている。

 ニュースサイト「ラジャー・ニュース」もまた、過去一週間にわたってテヘランの暴徒たちと歩調を合わせるような報道を数多く伝えていたニュースチャンネル「アル・アラビーヤ」が、「テヘランに居を構える一部の外国大使館が、土曜日に起きた衝突の負傷者たちを治療した」と報じていることを指摘している。

 アル・アラビーヤ放送はまた、負傷した暴徒たちは政府系の病院に行くことに恐怖を感じていると指摘、「これらの負傷者たちは政府系の病院に行くのをいやがっている」と報じているという。

 アル・アラビーヤ放送はどの国の大使館が暴徒たちの治療を行ったのかについては、報じていない。

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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16803 )