イスタンブルで地震が起こったら・・・・
2009年08月17日付 Milliyet紙

イスタンブルには100万のビルがあり、そのうちたった1%しか耐震補強されていない。3000もの学校がありそのうちの250校しか耐震補強されていない。635ある公立病院のうちたった10か所しか耐震補強されていない。128ある学生寮のうちたった1か所しか耐震補強されていない。皮肉にも、第1次レベル地震帯の地域にあるすべての県が同じ状態にある。

ボアズィチ大学土木学部教授セミフ・テズジャン博士は、イスタンブルに起こり得る大地震にそなえるため、必要なことがなされていないとし、「イスタンブルは地震に対して全く準備がされていない」と述べた。イスタンブル市長カーディル・トプバシュを含む最高行政責任者らが、イスタンブルにある公共建造物は徐々に耐震補強されているという印象を与えながら、非現実的で楽観的な見通しを描いていること、「民間のビルについては所有者に耐震補強を行ってほしい」と述べながら、事の本質からずれていると主張する同氏は、ひどい状況を次のように示した。

イスタンブルには100万のビルがあり、そのうちたった1%しか耐震補強されていない。3000もの学校がありそのうちの250校しか耐震補強されていない。635ある公立病院のうちたった10か所しか耐震補強されていない。128ある学生寮のうちたった1%しか耐震補強されていない。このひどい状況はインタンブルだけにすぎないだろうか?残念ながら第一次レベル地震帯にあるすべての県が同じ悲惨な状況だ。

まずはじめに、倒壊する可能性があるビルは見つけ出される必要があると説明したテズジャン氏は、「倒壊する可能性があるビルは耐震補強されるか、その場所から除去されなければならない。首相府の統計によれば、倒壊する可能性があるビルは4%にもみたない。(現在の)危険の度合いを割り出す作業の代わりに、ビルを調査し、地震対策基準に従い倒壊する可能性のあるビルをまず探しだし、登録していくことができれば、現実的な話として、イスタンブルで、激しい地震で亡くなる人はゼロになるし、けが人さえ出ない」と述べた。

■ビル一棟あたり600トルコリラ(37,800円)で十分

テズジャン氏は、イスタンブル中をくまなく探し、倒壊する可能性があるビルを見つけ出すのはわずかな時間とコストで、ビル一棟あたり600トルコリラ(37,800円)で実現させることができると述べ、次のように続けた。「第一次、第二次レベル地震地域にあるすべての県にとって最も賢明な解決策は、限りなく倒れる危険性のあるビルを探すことだ。倒壊する可能性があるビルの所有者には1,2年ほど期間を与え、この間にビルを取り壊してまた建てるか、ビルを十分に耐震補強するよう求める。一定期間過ぎても必要な措置がとられていないビルは、都市計画法の中の関係する条項に照らし合わされて、警察力を行使し強制撤去される。
倒壊する可能性がないビルの所有者には、ビルが倒壊する危険性を有していないということを示す保証書が渡される。このようにして、そうしたビルに住む人々は地震のストレスから解放されることになる。」

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(翻訳者:尾形知恵)
(記事ID:17215)