ビロード・クーデター裁判の被告たち、選挙でのメフディー・ハーシェミーらの違法行為を告白(2)
2009年08月26日付 Iran 紙

ビロード・クーデター裁判の被告たち、選挙でのメフディー・ハーシェミーらの違法行為を告白(1)のつづき

マスウード・バースターニーの供述

 キャラミーに続いて被告人席に着いたマスウード・バースターニー被告は、次のように述べた。「私は10年間、イラン国内でジャーナリズムに携わってきました。かつては、思想的には左派マルクス主義的な傾向をもっていました」。

 バースターニー被告は、自らが改革派のメディアや新聞と協力関係にあったことを指摘した上で、この協力関係が自らの思想を変形させ、外国メディアとの協力という醜悪な状態へと堕ちていった原因となったとの認識を示した。

 同被告は続けて、反革命的なニュースサイトやネットワークと関係し、協力していたことに触れ、「ラジオ・ファルダー」〔米議会の資金提供によって運営されているラジオ・フリー・ヨーロッパのペルシア語放送〕、反革命サイト「ルーズ・オンライン」〔国外に脱出した改革派のジャーナリストたちが運営するインターネット新聞〕、週刊誌「シャフレガーン」、「ラジオ・チャカーヴァク」〔スウェーデンに本拠地を置くペルシア語ラジオ局〕と関係を持ち、イランの現状について体制のイメージを傷つけたり、刑務所の状況を伝えたり、政治問題をことさら強調したりするようなレポートを、これらのメディアに提供していたことを明らかにした。

〔中略〕

 バースターニー被告はニュースサイト「ジョムフーリーヤト」に協力していたことを認めた上で、同サイトの実質的な運営者はメフディー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーであったことを繰り返し指摘した。「サイト『ジョムフーリーヤト』はメフディー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーの監督下で運営されていました。私はキャラミーやヌールバフシュといった人物の監督下で、編集委員会の午後シフトのメンバーとして働いていました」。

 ビロード・クーデターを謀り、テヘランで起きた最近の騒乱に関わった罪に問われている同被告は、メフディー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーが「ジョムフーリーヤト」の総監督を務めていたという基本的事実を指摘した上で、次のように証言した。
政権の過去4年間の実績を攻撃すること、護憲評議会やイスラーム革命防衛隊、バスィージ抵抗部隊、治安維持軍といった国の法的機関を弱体化させること、アフマディーネジャード個人を攻撃すること、選挙に疑問を投げかけること、国の資産が悪用されているとする内容のでたらめな情報を流すこと、選挙で不正が行われたことを示唆すること。私たちは社会の団結を乱し、不穏な状況を作り出すことを目的として、これらの活動に取り組んでいました。

メフディー・ハーシェミーのサイトの事務所はアーザード大学に設置されていた

 同被告はまた、サイト「ジョムフーリーヤト」がメフディー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーによって運営され、同サイトの事務所がアーザード大学の構内に設置されていたことを指摘し、「このサイトの事務所は、アーザード大学の複数ある事務局のうちの一つに設置されていた。われわれに提供された資金も、この大学から小切手で支払われていた」と述べた。

〔中略〕

 同被告はその上で、サイト「ジョムフーリーヤト」こそ体制責任者に対する心理戦の司令室だったと指摘し、同サイトは偽りの情報を掲載し、第9期政権が無能であるかのように見せかけることで、心理戦を仕掛けていたことを明らかにした。

〔中略〕

 同被告はまた、自身を含む「ジョムフーリーヤト」の運営者たちが、大統領を誹謗する怪文書を流していたことを明らかにし、このような行為は名誉毀損に他ならないことを認めた上で、「この特別号を作成する資金は、キャラミー及びハーシェミー=ラフサンジャーニーによって賄われることになっていました。この怪文書は作成された後、『88本部』〔ハータミー=ムーサヴィー支持者らの活動事務所〕に配布され、そこから〔一般市民・支持者らに〕配られる手はずとなっていました」と語った。

 バースターニー被告はさらに、「ジョムフーリーヤト」が社会を不安定化させるために、選挙結果に抗議するムーサヴィーの立場や声明についての情報を継続的に垂れ流していたことを強調し、次のように述べた。
私は一部の人物の暗示にかかり、そのために妄想に取り憑かれてしまいました。私はサイト「ジョムフーリーヤト」に、外国の新聞に同調するような内容の記事を掲載してしまいました。私は自らの行為を悔いています。私は自らを体制に属する人物だと考えております。それゆえ、至高なる神、革命最高指導者、そして裁判所に対して許しを乞う次第です。

 同被告はその上で、「私は誤った政治的願望を抱いていました。一部の人物が政治的欲望を推し進めるための道具になっていました」と強調した。

 同被告は最後に、反革命ラジオ「チャカーヴァク」から2~3年間にわたり、毎月300~350ドルを報酬として受け取っていたことを明らかにした。

〔中略〕
つづく


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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17338 )